最近夢中で読んだ本の話、谷崎潤一郎、陳舜臣

谷崎潤一郎、「瘋癲老人日記」 この本、話題になりながら実際は読んでいなかった。 谷崎は、感動する本が沢山あるので、とても全部よみきれない。それで 全集本まで買っておいてあるが、全部読み通す機会がない。 しかし、この本は、棟方志功の版画で装丁されているのが目についたので 買ったのだ。 志功の板画は内容を端的に捉えて大胆に描いているのがすばらしい。 この人にとっては女は菩薩なんだなあ。 それにしても、 […]

インドで買ったペーパーナイフ

先日、古本屋で荻原朔太郎の詩集を買った。良く見るとページが切られて いない。繋がっているのだ。誤装丁ではない。わざとだ。 ページを少しずつ切りながら、読み進めて行くのだ。大きい紙に印刷して 1ページずつ切らずに、そのまま製本して、読者が切るのだ。 「これはペーパーナイフが要るな」、「そういえば昔買ったのがあったぞ」 と思い出した。 昔、たまに印度に仕事で行っていた頃、バンガロールの土産屋で、白檀の […]

ハロン湾の想い出

最近、中国の桂林やベトナムのハロン湾の山水水墨の景色の事を想い出している。 書き溜めた日記代わりのノートブックや、水墨で書いた旅の落書き帖を見返す のは楽しいものだ。いろんな所の、いろんな旅が目の前に蘇ってくる。 そうして、又、新しい旅に行く気持ちが盛り上がって来るのだ。 今日は、ハロン湾だ。 海の桂林と言われている土地なので、暗い静謐な風景を想像していた。 しかし、明るい。初夏の昼間だから余計そ […]

草ずもう

すっかり春になってしまった。というよりこの陽気では、もう初夏が近いと 言ってもいいかもしれない。 ウォーキングをしていると、櫻の花がすっかり散ってしまって、春の花が 咲いている。特に雑草の花が目に付く。 レンゲやスミレ、タンポポやシロツメグサ等だ。 子供の頃は、よくこういう雑草がいっぱい生えた野原で遊んだものだ。 そして、オオバコやエノコログサ、シロツメグサなんか、何でもいいから 適当に毟り取って […]

TOKAIワイン

丁度サーズが流行って海外旅行、特に中国への旅行が禁止されていた頃 勤め先に、リフレッシュ休暇という制度があって旅行にいけるチャンスで あった。しかし、楽しみにしていた中国奥地旅行に行けなくなって、 どうしようかと考えた末に、ウィーン、プラハ、ブタベストの東欧都市を 巡るツアーに参加することにした。 初めての東欧で、これはこれで楽しい旅であった。 ウィーンでは、世紀末の芸術家達、グスタフ・クリムトや […]