草ずもう

すっかり春になってしまった。というよりこの陽気では、もう初夏が近いと
言ってもいいかもしれない。
ウォーキングをしていると、櫻の花がすっかり散ってしまって、春の花が
咲いている。特に雑草の花が目に付く。
レンゲやスミレ、タンポポやシロツメグサ等だ。
子供の頃は、よくこういう雑草がいっぱい生えた野原で遊んだものだ。
そして、オオバコやエノコログサ、シロツメグサなんか、何でもいいから
適当に毟り取って、お互いに捻り合わせて、草ずもうをしたものだった。
草ずもうと言っても、どっちの草が先にちぎれるかといった単純な
ものだったが、そんな遊びをあきもしないでやっていた。
いつまで経っても雑草の名前は覚えられないが、見れば、いろんな事を
思い出す。
今の子供たちも、こんな遊びをやっているのだろうか。
あの、「少年老い易く、学成り難し・・・」と謳った
朱熹に勸學文という同じような心境を謳った文がある。
勿謂今日不學而有來日 勿謂今年不學而有來年
日月逝矣歳不我延 嗚呼老矣是誰之愆。
「今年学ばずして来年があるというなかれ、
何もできずに老いてしまったのは、誰の過ちだというのか。皆自分のせいだよ」
とでも言った意味だろう。
昨年、福建省武夷山という所に行ったら、この人の記念館があった。
それで思い出したのだ。

kusa090425-1

kusa090425-2

 

しかし、雑草をうまく画けるようになりたいものだ。