丰子恺(フォンツーカイ)の挿絵画

丰子恺(フォンツーカイ)の挿絵画 「さかなさんは、こんな画すきやろ」と言いながら友人から一冊の本を頂いた。 魯迅の短編集だが、丰子恺(フォンツーカイ)という人の挿絵画がついたやつだ。 「そやねん。こんな画大好きや。こういう傾向を狙ってるねん」と有難く頂いた。 この本は、良く見ると魯迅の本に挿絵を入れたというよりは、丰子恺(フォンツーカイ)の 画の一つの表現として魯迅の小説の挿絵という形を使ったとい […]

鰻の「魚伊」

「もしもし、すみません。近くまで来て、道わからんよになったんで教えて欲しいんですが」 「えっと、その道を戻って関目神社が左に見えたら、そこを右に曲がるんです」 「関目神社が見えた」でも右にある。理屈やとここを左にまがるんやろか。 でも何もない。どうやら、関目神社は大きいみたいだ。いろんな道路から見えるのだろう。 だから左に見える道に行きつかないといけないらしい。 「あの人に聞こう」 「魚伊やったら […]

最近夢中で読んだ本、吉田修一、ドストエフスキー

吉田修一、「キャンセルされた街の案内」 この表紙が気に入ってこの本を読み始めた。 地図がデザインされている。どうやら旅の本らしい。 しかし、唯の旅の本ではなかった。 心象の中を旅するのだ。 どこか知らない街を歩いていたとしよう。評判の美味しい店をやっとみつけた。 裏通りの小汚い店だ。入りにくい。どうしよう? こっちから見たら 「今、入ろうとした人がいたね」、「そう?」 「それで、あんたは・・・・・ […]

煙草は燐寸で

最近、海外に行くと、煙草を吸うのが不便になった。行きも帰りも、入った先の国内線でも ライターは絶対取り上げられる。 そうなると、ホテルの燐寸を使ったりして、燐寸で吸う機会が多くなった。 元々、燐寸をすって、煙草に火をつけるときの臭いや雰囲気が好きだったので、日本でも 燐寸で吸ったらええやんかと思うようになった。 しかし、日本で燐寸を備蓄しておくのは結構難儀だ。 昔は喫茶店に行ったら必ずその店の名前 […]

これはうまい、鰻の「きよはら」

「ちょっとはよ来すぎたかな?」、「まだ11時ちょっとすぎくらいや」 車できたら時間が読めない。 「いいですか?」、「いいですよ。座って待って下さい」 とりあえず一番のりだ。 店の中も私の好きなB級ぽくていい感じだ。 店は開店準備作業中だ。それでもじきにお茶が出て、注文を聞いてくれる。 「鰻重ふたつとう巻下さい」 そうこうするうちに早くも客が入ってきた。おやじさんが鰻を焼く準備をはじめてる。 どうや […]