天王寺の大阪市立美術館に「上海-近代の美術展」を見に行きました。こういう内容です。
「本展では、19世紀後半から20世紀前半にかけて中国・上海で花開いた美術-書画・篆刻(てんこく)の優品、約200件を展示します。」
台湾の故旧博物院や鴻禧美術館の所蔵品が多く来日したようです。
実はこれは、台湾からの友人が来日するから、どこかに連れて行こうということで持ち上がった話なのですが、台湾の人を連れて故旧博物院の展示物を見に行くのもどうだろうという意見もありました。
しかし、私は2年前と今年で通産2回、台湾の故旧博物院に行きましたが、1回目は博物院が工事中で臨時開催、今年は書画の展示室が工事中という事で、書画に関しては殆ど見ていません。
故旧博物院はあまりにも所蔵品が多いので、見たいジャンルの特別企画展を探していかないと行き当たらないような気もします。
それで、来る側もあんまり見てないだろう、我々もあんまり見てないねという結論で無理やり行ったものです。
上海は良く行く街なので、上海で活躍した文人というと特に親しみがあります。
上海やその近辺でも記念館や記念の施設があってよく見かける名前もあります。
私は特に、呉昌硯の画がいいなと思いました。
大胆でダイナミックな動きのある筆使いの中にも緻密に計算された描写が多くあります。
味のある美しい線です。
対象をそのまま写生するのではなくて、頭の中で消化してから思いを画くというのはよくわかります。
できないけれど・・