外国の人に大阪の味を紹介する

外国からお客さんが来て、大阪で食事をする場合、考えてしまいます。
「大阪特別菜(大阪料理)ってどんなんやろ」って事です。
食い倒れとか食の街とか言われて美味しいものがあふれていて、なんでもあると思える反面、そしたらどこで何をというのが実は難しいのです。
私の考えでは、大阪料理って二つの基本の流れがあると思っています。
一つは、上方の伝統を守る高級和食文化。
もう一つは、お好み焼きや関東煮に代表される庶民文化。
これに加えて外国からの食文化が入って来て、なんでも受け入れ、消化してしまう大阪特有の雰囲気の中でこなされて、美味しいといわれながらもよくわからない食文化ができてしまったように思います。
私は安くてうまい庶民系が好きなのですが、お客さんを案内するとなると、お好み焼きや関東煮、うどんなどの単品系に走るも抵抗があります。
以前は、天神橋筋商店街や、北のお初天神界隈、南の法善寺横町界隈には沢山の庶民的な店があったのですが、今は、国際化と若者化でかなり様変わりをしています。
私が思う、「大阪の食いもん」って店は少なくなってしまいました。
そういえば酒もそうですね。
今は、すぐに焼酎をえらんでしまいます。

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今回はこの店に行きました。

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日本酒も大阪の酒と言えば、大阪独自の酒というよりは、近郊の地酒をいう事になるので、池田や河内長野、丹波、奈良、和歌山等々、おいしい酒はいくらでもあるけれど、それぞれの美味しさであって、一大特長を形作るわけにはいかないのです。

中途半端な街になってきたのかな?