8年ものの鉄観音

中国でお茶を買いに行くと、いつも戸惑います。
「何にしますか?」といわれても、店には棚一杯にいろんな種類のお茶が並んでいて、
どうしていいかわからない。
あまりにも種類がおおいので、未だにしっかりと、
どの地方のどのお茶と考えを定める事ができません。
今回は、北京の茶城というところに行ってみました。
一軒の店でも大変なのに、ここでは、ビルの中が全部御茶屋さんです。
更に外にでると、通りも御茶屋さんがずらりと並んでいます。
わからんなりにぶらぶらしました。
どうやら、地方別に、その土地の代表的な御茶屋さんが、店を出してきているようです。
そういう意味では、どの地方のお茶を飲みたいというのがあれば、
ここで求めるのがいいのでしょう。
価格もリーゾナブルのように思えます。

とりあえず、様子見でぶらぶらしていました。
紫沙壷が並んでいる店がありました。
宜興のものだと言っています。本格的です。
見ているうちに、私の紫沙壷にも、最近は緑茶ばかりで、
ちゃんとした醗酵茶を飲ませてないなと思い当たりました。
紫沙壷は使い込んで茶渋を吸収しながら味がでると聞いています。

それもあって、「お茶はどんなのがある?」って聞くと、
「8年ものの鉄観音」と言います。
飲ませて貰いました。なかなか濃い、深い味です。
こういう濃厚なのも最近は飲んでいないので、買って帰りました。
濃いのは茶壷に残さずに、茶海に移しておいて飲まないと、
茶が渋くなってしまいます。
それで、ついでに茶海も買いました。

早速家で、自分の紫沙壷に入れて飲んでみました。

tya071026

うん、これも好い!。
毎週金曜は、酒や茶に関する話です。