最近は、殆ど毎朝、仕事に出かける前に、抹茶か濃茶をのんでいます。
さあ、今日も頑張ろうという気持ちの切り替えに丁度いいです。
結構消費も多いので、御茶屋さんから送ってもらうようにしています。
お茶が好きなので、中国に旅した時にはよく茶葉を買ってくるのですが、抹茶のような粉の茶は見たことがありません。
でも最近読んだ、青木正児、「華国風味」によると、やはり抹茶も中国が発祥のようです。
茶を挽いて粉にした団茶というものがあったそうです。
それを煮立てて、茶筅で泡立てて飲むのを分茶といったそうです。
全く、今のお茶を点てる方法の源流ですよね。
かなり昔の時代からあって、明の時代になくなってしまったそうです。
最盛期には、しっかりと泡立てたところにお湯を注いで文字を描くような業さえもできる人がいたとその本には書いてありました。
そういう事があったにしても、今は、すっかりすたれてしまっています。どうしてなんでしょうね。
日本では、禅の考えと結びついて、侘び寂びという一つの文化を創ってしまった事を考えると、違いが大きいですね。
酒もいいけど、茶はきりがなく奥が深そうです。
中国で茶の店に行っても選ぶのが大変です。
この茶碗もだんだん味がでてきました。
毎週金曜は、酒や茶に関する話です。