高野山参詣道、「黒河道」を下る。07-渡渉で苦しみながら「わらん谷」を登る。

さて、登り始めた。

では最後の難関を登る。

いきなり登りがつづく。

川に沿った樹林帯の中の道だ。

歩き難くはないけど、疲れた体には結構コタえる。

がんばらなくては。

だんだんと足取りが遅くなる。

ここらあたりで、元気な人とお疲れの人の差が大きくなってきてる。

わしもペースが落ち加減。

時々川を渡る。

樹林の中にむかしの田んぼらしき跡もチラチラ見れる。

どんどん登る。

この先で大きな渡渉があるってガイドさんがいう。

気をつけて渡らんとあかん。

その場所にやってきた。

昨日の雨で水量が増えている。水の中に枯葉や枯れ木が集まって、踏んだら崩れやすい。

人が渡る度に崩れていくんで、後ろの人ほど渡り難くなっていく。

とても不安定。

とてもあぶない。

一歩足を出すのに決心が要る。

ズボズボ行きそう。

ズルっと滑りそう。

不安やなあ。

わしも靴がドボっとはまりつつ無事通過。

全員無事に渡りおえた。

樹林帯をまた登る。登る。

トボトボ歩いたら、なかなか終わらへん。

アスファルトの道に出た。

そろそろかなって思ったら、あと300メートルって声がかかった。

これが長い。あとちょっと。あとちょっと。

やっと峠の上まで来たか。

小さな集落があって、広場がある。

ここで、小休憩。トイレもいける。

これで国城山越え半分終了だ。

もう、登りはない。

けど、下りもしんどい。あとちょっと。

がんばろう。

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