熊野古道、小辺路歩き、リベンジ編−12、三浦口から橋を渡って。

さて、一夜明けた。エアコンのおかげで熱帯夜はやり過ごせたようだ。今日から
違う一日が始まる。昨日までは去年に経験した行程だった。年のために7:30の予定を
7:00に早めて出発。というのは今日の目的地は十津川温泉やけど、途中、西中と
いうところにバス停がある。ちょうどエエことに14:02に1日1本のバスが来る。
もしそれに乗れなかったら7km歩いて行かんとあかん。この暑さで平地のバス道路を
歩くのは地獄ではなかろうか? なんとしてもバスに乗らんとあかん。安全のために
ちょっと早く出ようというわけだ。スペインの男性は6:50のバスで既に出発した。
今日一日、路線バスを6台乗り継いで大股まで行くらしい。これはこれで面白い旅かも
知れんなあって思う。
わしらも行こう。
地図を見てたら、登り口の最初に船渡橋というのがある。

ええ感じの古い吊橋だ。昔はここの川は渡し船で行き来してたんやろか?
振り返ると、村が見えて今日も既に暑い。

この辺りは、南北朝の史跡も多い。

なんせ南朝の御所があったくらいだ。
道なりに歩いていく。

登山口が見えた。

民家の前の細い道を川の方に降りていく。橋が見えた。これが船渡橋らしい。

何となく古びた風情がある。
道はすぐに直登りにかかる。

つづら折りの登りが続く。
三浦峠まで3時間か? まだ歩き始めたばっかりやもんなあ。

家が見えた。

地図にある吉村家跡ではなさそう。つい最近あるいは今でも人が住んでいそうな
感じだ。
つづら折れの単調な登りが続く。

しんどいけど雰囲気は悪くない。
ええ感じの大木がある。こんなんは絵の素材になる。パチっと写して保存しておこう。

吉村家防風林跡というとこに着いた。

昔、旅籠があって賑わっていたころの跡だ。
出発してから1時間40分くらい、かなり上りがこたえてきた頃だ。
「30丁の水」という水場が見えた。ちょうどエエトコにあるやんか。

「山道はむりをしない」って書いてくれてる。
そのとおり、無理をせんと水を飲んでいこう。とてもうまそうだ。

わしらは昔の人間やから昔の登山ではできるだけ水を飲まんと根性で歩けってよう
言われたもんやけど今となっては水分補給は重要だ。しかもこんな風に竹筒から
ザブザブと水が出てたらがまんできへん。しかも山の水は冷たくておいしい。
ゴクゴクとなんども何度もお代わりをする。
しかし、まだまだ先は長い。こんなとこでゆっくりしてるわけにはいかん。
ちゃっちゃと進もう。
だんだんと尾根が近づいてきたようだ。

もうひと頑張り。

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ありがとうございました。