爺さんたちの万博と大阪の街。13ー太陽の塔へ来た。

さて、改めて太陽の塔を見る。

わしは、正直、前の万博の時には話題になった太陽の塔をほとんど見てない。
あまりの人、人、人の中に飲み込まれて、どこへ行こうか、どっか行けるか、右往左往するばかりであった。
見たとしてもほとんど覚えてない。
その後、いろいろ話題になって、そんな時に行き交う画像で再認識したという次第だ。
その後、この万博跡地まで来たことはある。
この塔を見たこともある。
まあ、こんなもんか。
わしの感性なんて寂しいものだ。
あれから何年経ったんやろ。
今、改めて太陽の塔を目の前にした。

ええやんか。とても可愛い。

あじあん

圧倒的な存在感。

すごい迫力。それでも威圧感がない。

思うに、時の流れががこのモニュメントを育てたんではなかろうか。
コンクリートのかたまり、巨大な建造物は人が老いていくよりもゆっくり歳をとる。
それでも自ずと老いはる。

それが、景色になるのは、元の出来がええからなんやろか。
岡本太郎は決して好きではないし、あの人の顔は、実物は見たことないけど、嫌なやつに見えるけど、この塔はずいぶんエエ顔にならはった。
裏側を見る。

あじあん

こっちにも顔がある。

前からやったかなあ? いっこも覚えてない。

妖しげでええですやん。
今の万博の思い出は、どんな形で残るんやろ。
あの全部木造りの大屋根リングはとても良い感じだ。
しかし、どうやって残すんやろ。
大きすぎるから小さくカットして? どうなんやろね。
お手並拝見ですなあ。
では、入ろう。

あじあん

と思ったら、また、受付がある。

入り口でチケット見せて、なんか券をもらったけど、また、受付登録に並ばんとあかんみたい。
ネットで時間予約してきたけど、何も連動してないみたい。
時間通り来たら、その日に、来た人たちが先にならんで、その後に並ぶって、まるで先着順?
予約の意味はどうなってんの? かなり複雑な気持ちになりますなあ。
今の万博に比べて随分遅れてる。
最後尾について入場を待つ。
何人かずつ固まって入る。説明もあるらしい。
慣れない爺さんたちはとまどうばかり。
さて、階段登り、大丈夫やろか。
がんばろう。

あじあん

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