ベトナム、サパ、ハザンの旅−39、MaPiLeng峡谷についた。

雨が降ってきた。

民族村もどきを出発。
ちょっと消化不良的な気分を何食わぬ顔で先に進む。
車はまたどんどん山を登っていく。

しばらくしたら雨が降ってきた。

南国の雨は一気に来る。みるみる雨量が増える。

こうなるとバイクの人たちはかわいそうだ。

顔はみえへんけどそう思う。

山道を軽快に追い越していくけど、カッパを着ててもズクズクになりそう。

地元の人もいてる。
旅人もいてる。
バイクの旅は体力要るなあって思う。
とはいえ、あっという間に雨が上がってきた。
車は尾根筋まで登ってきてる。
右に左に谷を見下ろしながら長い山道を走る。

峠の上をぐるっと回ったら、峡谷が見えてきた。
もっと良く見たいと思ったら、もっと良く見えるところに停まった。
一見、道端カフェ風である。
中に入るとずっと奥にテラスがありそう。

あじあん

ここが、MaPiLeng峡谷のビューポイントみたい。

中はえらく広い。ちょっと降ったとこから下にテラスがいくつか設てある。
どこからでも峡谷が見える。みなさん思い思いに寛いではる。
ここは民宿?でもあるみたい。わたしらは宿泊客って顔にかいてるみたいな人たちもいてる。
それがどんな顔かは表現しにくい。
とにかく、軽装で寛いではる。
あんまり忙しなくなさげで、下の峡谷がよく見えそう、というかカメラ写りがよさそうなとこを選んで座る。
もちろん、手ぶらでは入り難いんで、フロントで買ったアイスコーヒーを手に持っている。
急な階段は降り難い。
急ということは傾斜がきついということで、眺めが良いということにつながる。
結果としてとても眺めが良い。

視野の端から端まで、左から右まで、北から南まで峡谷が繋がってる。

これはすごい。

あじあん

あんまり他で見いへん景色だ。

とにかく谷が深い。

深い部分が長大である。

その向こうに山が延々と連なっている。このまま中国まで行きそうやけど、
地図でみたらそうでもない。まだ国境線のところではない。

とにかくスケールがでかい。

いつまででも眺めいってしまう。
よう考えたら同じとこばっかり何遍も写真を撮ってる。
フィルム時代は結構考えて写真撮ってたけど、今は何も考えへん。
帰ってよう見たらやたら写真データばっかりだ。
ともかく、のんびり景色ばっかり見てる。
とても良い時間だ。

あじあん

ここを旅した時のユーチューブ動画です。ご覧ください。

Ma Pi Leng Pass ViewPointの地図。

あじあん

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