突然、子どもたちがあらわれた。
バイクの女性が気になりながらも、先に進む。
坂を下ってるうちに、突然、子どもたちの集団が現れた。
背中にお土産のぬいぐるみみたいなのが一杯入った籠を背負ってる。
小学校低学年くらいの子どもたちだ。
旅行者が来た。カモが来た? なんて知らせが村に入ったのか? 知らんけど。
どんどん増えてくる。20人ほどもいてるやろか?
手に手にぬいぐるみを持って、迫ってくる。
無視してもついてくる。
知らん顔してもついてくる。
ニヤニヤしてもついてくる。
どっから来たとか英語で話しかけてくる。とても可愛い。
しかし、買わない。
たかが安い買い物、どうってことはないけど、
買いたくない。
元々、こういう商売を子どもたちにやらせるのは好きではない。
心を鬼にして無視する。
子どもたちは、一生懸命声をかけてくるけど知らん顔。
長い坂道を下るあいだにさすがに諦めたのか1人減り、2人減り、・・
本当は、言葉を覚えて、子どもたちとなんだかんだ喋れたら一番良い。
冗談言いながらワーワー歩けたら一番良い。
しかし、この爺さんたち、買いもせえへんし、話もせえへん。おもろないやつらだ。
てなことでいなくなったけど、まだ3人ほど残ってる。
とうとう2人。
なかなかあきらめへん。
哀しそうな顔をしてる。
なんだかわからんけど、こっちも切なくなってくる。
おもわず買ってしまった。
友だちにも買ってもらった。
なんだか嬉しい。
よう見たらなかなか可愛いではないか。
買って良かった。
では、気を取り直して、村歩きの旅を始めよう。
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ラオチャイ村の地図。
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