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さて、お昼がまだだ。
谷瀬の吊橋は帰りの方が怖かった。
行きはまだ、笑って、怖いなあって言うくらいやったけど、帰りは顔がこわばってた。
何せ風が強い。
時々ビュッとくると両足を踏ん張っとかんと体が倒れそうになる。
橋の微妙なゆれが不安を誘う。
特に真ん中あたりがきつい。やっと対岸についてホッとした。
随分腹が減ってる。
しかし、この辺はなかった。どうしよう。
今から五条に向かって帰る。
道中になんかあればええなあ。どこでもええから軽くなんか食っときたい。
なければ五条で食べよう。
てなことで国道168号線をぐんぐん走る。
「道の駅 吉野時大塔」
ちらっと目の端に「道の駅」というのが見えた。やっとあったか。
開いてるかどうか、美味しいもんがあるかどうか？
いやともかくなんかあったらええやんかと、階段を上がる。
喫茶店的な。カレーとコーヒー的な。
自販機でチケットを買う。
中国の客人はカレーをわしは柿の葉寿司をいただく。
普通の味。
まずくはない。
こんな時にとても助かる。
写真撮るのわすれたなあ。
ご馳走さん。
わしの勝手なおすすめ度。
星三つ。
では、五条に行こう。
新町通り町屋歩き。
中国に客人に日本の古い町屋を見てもらおう。
中国では、さんざん古鎮巡りのガイドをしていただいた。
昔の日本の家ってどう思うやろ。
雨の中、駐車場に車を停めてぶらぶら街歩きをする。
雨がひどくなってきた。
ここもお客さんが誰もいない。
公開中の家に見学に入る。いろいろ説明していただく。
なるほど、なるほど。
帰り際、中国人から質問。
「ところで町屋って何ですか？」
いきなり真正面からこう聞かれると説明のかたも戸惑ってはる。
古い家？・・ 古い家並？・・・
もひとつしっくりこない。もごもごする。
わしもようわかってへんことがわかった。
それでもまあ、結構気に入っていただいたようだ。
知らんけど。
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「道の駅 吉野路大塔」の詳細。
- 店名 「道の駅 吉野時大塔」
ジャンル 軽食、喫茶
住所 五條市大塔町阪本２２５−６
電話 0747-35-0311
営業時間 9:00-17:00
定休日 不明
メニュー 自販機 日本語
言語 日本語
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「道の駅 吉野路大塔」の地図。
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五条、新町通りの地図。
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