中国で買った子供向けの漢詩の本をみていると、いいのがあった。
これは、名作を憶える為に、簡体字の漢字にピンインの振り仮名を打ったもので
中国語で漢詩を憶えるのにとてもいい。
初春小雨 韓愈
天街小雨潤如酥 草色遙看近卻無
最是一年春好處 絶勝烟柳満皇都
郊外の柳が目をふいて、青さが目に染みるほどの頃、
ぬめるような春の雨が心地よく降る様子が思い浮かんでくる。
こういう風情を画に描きたいものだと常々思っている。
その気持ちが、この間、逸翁美術館で「蕪村・呉春展」を見たとき、
更に刺激された。
この本には、高名な画家の挿絵も配されている。
この挿絵をもじって、南画風にものしてみよう。
これからこういう試みをもう少し続けてみようと思う。
でもね、字も練習しなくては。