公募展の額装って

そろそろ公募展に出してみよかと思った。
4年間水墨画を習ってきた。まだまだ卒業どころか先も見えない
状態だ。それでも何か作品を描いて、展覧会に挑戦くらいしてみたい
という気持ちもおきてきた。
それでいろいろ公募展を調べてみたがなかなか適当なのがない。
なんとなく、「その世界」というのがありそうだ。
公募といいながらもある先生や流派の系列じゃないと難しそうだったり、
画の傾向がはっきり決まっていたりする。
そういう世界ではなくて、広くだれでも挑戦できるところがいいなと
思ったのだ。
地方都市が主催しているのが比較的ましかなと思い、いっかいやって
みようとした。
それでまあとにかく描いて見た。
「できたぞ」と思い。それから出品規約を読んでみたら、
「額装、但し仮枠の事」って書いてある。
「仮枠って何やろ?」
分からんまま一旦表具屋さんに行って聞いてもよくわからない。
しかたないからとりあえず裏打ちだけ頼んだ。
それで、こんどは額縁屋さんに行って聞いてみた。
「こういうやつですよ」と教えてくれた。結局油絵のキャンパスを
嵌め込む規格品のやつだ。
「日本画や水墨画みたいなぺらぺらなやつはどうするんですか?」と
聞くと、パネルに貼って、キャンバスみたいにしてこれに嵌め込むん
ですよと言う。
「なるほど」そういうしかけだったのか。初めてわかった。
「そうなると額の縁に隠れる部分はどれくらいやろ?」そんなことは
全然想定していなかった。
それでまた、表具屋さんのところに引き返して、裏打ちプラスパネル貼り
を頼んだ。
「やっぱり知らないとあきませんなあ」
最初はいろいろ大変だ。しかし頑張って見よう。
賞なんかは覚束ないけどね。

裏から見たらこんな感じ。

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表はこんなの。作品ははずかしいから端っこだけ。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。