丁度1週間前だが、法事で和歌山の実家に帰った。
父の13回忌をする為だ。何もできないままもう12年も経ってしまったわけだ。
それで、行きは車で走ったが、天気は春寒とはいうものの、外はすっかり
春が来ていた。道端では、産地直売のネーブルやデコポンなどの柑橘類の黄色
やイチゴの赤が露台の上に盛り上げられて、その色合いからしていかにも
美味しそうだ。それに、道すがらに名立たる桃どころを通る。
あちこちの桃園では、桃の花が満開で、白やピンクや黄色の花が豪華に咲き乱れ
て感動的な美しさだ。
その、合間、合間にそろそろ割き始めた桜の花も薄いピンクで淡いながらも
存在感を見せている。
父の墓は、小高い丘の中腹にあって、春の日を受けてあたたかそうだ。
畑や雑木に囲まれて、のんびり、のどかに眠っているようだ。
帰りは、ローカルの列車に乗って帰った。
駅のホームの側にも桜が咲いている。
走っていると、紀三井寺が見えた。今日はまだ3分咲きくらいだろうか。
山中が豪華に咲き誇っている時に又来たいものだ
紀州路に春が来た
- 2009年4月5日
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無地の扇子