時々、京都遊、与謝蕪村宅居跡

月に2回は京都に行っている。水墨画を習いにいくのだが、この時に時間をつくってついで
京都ミニ旅をするのが楽しみになっている。行く前に調べて目標を作って行くのだ。
この日は寒いけど天気のいい日だった。歩くのが気持ちがいい。
今回の行き先は、与謝蕪村の旧宅跡だ。先日テレビ番組で与謝蕪村の「夜色楼台図」の特集を
やっていたので気になっていたのだ。
私の大好きな画の一つだ。確か、MIHO美術館かどこかで本物を見たことがある。
京の町を大きく俯瞰したなかに森々と雪が降り積もっている。どこまでも静かだ。
静かだが暖かい。優しい目で遠くを見ている気持ちになる。そして大いなる品性がある。
「どこから見た図やろ?」それはようわからん。嵐山のあたりかもしれん。
雪舟の「天橋立図」みたいに空中から想像の眼を用いたのかもしれん。
その番組では今日の町屋に住んでいた跡が、石碑として残っていると語っていた。
今はもう石碑しかないとも言っていた。
「それでも行ってみよ」
場所は簡単だ。阪急電車の四条烏丸でおりたらいいだけだ。
それで烏丸通りを南に下って2本目の通り、「仏光寺通りや」あったあった。
「ここを右に曲がったらすぐや」なるほど、お店の前に石碑だけがひっそりと佇んでいる。
「与謝蕪村宅跡(終焉の地)」とある。「ここで亡くなりはったんや」
あまり何もないので感慨にふけっている暇も無い。
「あいそないなあ、何か浸るネタないんかいな」と思ったが、そんなものは何もない。
さっぱりしたものだ。疲れている暇もない。わかってて来たんやからしょうがない。

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「もうちょっと先に行こう」
「和紙の店がある」画に使う画仙紙みたいなのあるんかなと思って入ってみたが、そういう店では
なさそうだ。しかし由緒ありげな和紙屋さんではある。
「もうちょっと先に行こう」
更に西に進むと、又石碑があった。「?」とよく見ると、「菅家邸跡」と書いてある。
「菅原道真の屋敷跡か?」さすが京の都や、あってあたりまえのものがなぜかちゃんとある。
しかも特別というわけではなくて町屋の中に普通に存在するのがえらい。
とりあえずまあ全国に天満宮はいっぱいあって天神さんはおねじみやけど、ここいらが
「こちふかば・・・・」の本家なのだ。

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ちょっとだけ歩いて歴史の勉強だった。あとは四条堀川でちょっとだけ用をすませて、それで
画の練習だ。

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