山辺の道を歩く−03、海柘榴市観音へ。

さて、橋を渡ると。

橋をわたる。

小さな川だ。

早速、仏教伝来の地の標識がある。

日本が仏教の国になった、そもそもの地であるか。

百済からの使者がこの地を通ったということですかな。

つまり、難波津から船できたら、最後はここに着くということらしい。

前回紹介した万葉歌。

紫は灰さすものぞ 海柘榴市の、八十の街に逢へる子や誰れ

たらちねの 母が呼ぶ名を 申さめど 道行き人 誰と知りてか

にあるように、海柘榴市は交通の要衝であった。

北に向かう山辺の道、東に向かう初瀬道、飛鳥に向かう磐余の道・山田の道、西は二上山から大坂越え。

まさに四通八達の地であり、八十の街であったらしい。

古代物品交換の市がにぎわい、椿の街路樹が植えられていたらしい。

いまは、その影もないけど。

細い路を抜けて。

田んぼの横を抜けて。

小さく曲がりながら北に進む。

田舎道が良い感じ。

万葉歌の石碑のところに分かれ道があった。

あじあん

道は逸れるけど海柘榴市観音さまに行ってみよう。

ただ道を歩くというだけではおもろないではないか。

民家の間を抜けて、奥まったところにある。

あじあん

お地蔵さんがええですなあ。

ご本尊はお堂の中。

やっぱりお地蔵さん的だった。

どちらもええ感じ。

では、旅の無事を祈って。

次に進む。

元の道まで戻る。

あじあん

このあたりの地図。

 

あじあん

山辺の道の旅をユーチューブ動画にしました。ご覧下さい。

あじあん

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