さて、個展の作品を少しずつ紹介していく。
入って正面奥のやつ続き。
12.こほろぎ
絹本、F3号
山頭火の句の心を描いてみた。ただの酔っぱらい。
酔ふてこほろぎと寝ていたよ。
13.月下独釣
紙本35x68cm
月の夜の舟を浮かべて釣人は何を想う。
わしは釣り、できへんけど。
14.西村詩
板材に墨絵 (44x60cm)
板に絹本紙を貼って木目を生かして絵を描いてみた。
陸遊の詩の心を描く
西村
乱山深き処に小桃源あり
往歳(おうさい)漿(しょう)を求めて
門を叩きしを憶う
高柳橋に簇(むらが)れるに
初めて馬を転ずれば
数家水に臨んで
自ずから村を成せり
茂林風は幽禽(ゆうきん)の語を送り
壊壁苔は酔墨の痕を侵(おか)せり
一首の清詩 今夕を記すに
細雲 新月 黄昏に耿(こう)たり
てなことでお後がよろしいようで。
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