大阪の超ディープなとこで個展をやった−11、作品ご紹介−5。

さて、個展の作品を少しずつ紹介していく。

入って正面奥のやつ続き。

あじあん

12.こほろぎ

 絹本、F3号

 山頭火の句の心を描いてみた。ただの酔っぱらい。

 酔ふてこほろぎと寝ていたよ。

あじあん

13.月下独釣

 紙本35x68cm

 月の夜の舟を浮かべて釣人は何を想う。

 わしは釣り、できへんけど。

あじあん

14.西村詩

 板材に墨絵  (44x60cm)

 板に絹本紙を貼って木目を生かして絵を描いてみた。

 陸遊の詩の心を描く

 西村

 乱山深き処に小桃源あり

 往歳(おうさい)漿(しょう)を求めて

 門を叩きしを憶う

 高柳橋に簇(むらが)れるに

 初めて馬を転ずれば

 数家水に臨んで

 自ずから村を成せり

 茂林風は幽禽(ゆうきん)の語を送り

 壊壁苔は酔墨の痕を侵(おか)せり

 一首の清詩 今夕を記すに

 細雲 新月 黄昏に耿(こう)たり

 

てなことでお後がよろしいようで。

あじあん

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