美味しい鰻が食いたい。
鰻の季節だ。暑くて溶けそうな日が続く。
美味しい鰻が食いたい。鰻を食ったら元気になるはずだ。
前には、お目当てのとっておきのお店があった。しかし、ご主人が病気をされて閉店されてしまってから久しい。
どっかええとこないかなあってネットで調べてたら、いいとこが見つかった。目の前で捌いて、炭火で焼いてくれるらしい。それが又、名人級の技という。
今はないあの店みたいではないか。
このお店はかなりハードルが高いらしい。9時半に当日の予約票が店の前に出される。予約は4部制らしい。11時から、12時から、13時から、14時から。9時前から並んで、順番が来たら、希望の時間帯の空きをみて、名前と人数を書く。
こんな仕掛けだ。九度山から行くにはかなりのハードルだ。しかし、幸い、大阪の友人が並んでくれるという。目標は12時。それを目指して家を出る。
早めの到着でも入れない。
時間が来たら、予約の10人が順番に入れる。
皆さん行列でお待ちかねだ。わしらも入る。
さてメニューを決める。
なんとなく静謐な空気が漂ってる。下町の鰻屋さんというより、何かの道場に入った様な感じ。
さて、ちゃっちゃと注文しなければ。
わしの消化力ではきついとわかってながらも、折角に機会、鰻一匹のうな重上をいただく。
う巻付き、5940円のやつだ。お酒ももちろん。八海山のええやつがある。
早速、目の前で捌きが始まる。
数人の職人さんが手分けして、黙々と。
どんどんできていく。
串に打って、焼きが始まる。
よう見たら、調理場は撮影ご遠慮くださいとある。
わしらは冷酒をいただきながら待つ。
さすが八海山、大吟醸、美味いですなあ。
調理場は緊迫した空気、ストイックに働いてはる。
では、う巻から。
う巻がやってきた。
想像より鰻多め、卵少なめ。
わしの好みは、出汁巻卵たっぷり大ぶりのやつなのだ。
さて、お楽しみがやってきた。
うな重登場。
なるほど、これが焼の技か。
さすがに、カリッとして好ましい香ばしさが立ち上がる。
ふんわりしながらも鰻の噛み応え、弾力感がとても良い。
評判通りのことはある。
それに八海山がとても合う。
ゆっくりと楽しみながらいただく。
よう考えたら、予約枠は1時間単位。ということには1時間後には次のセットは入って来はるわけだ。催促はないけど、さっさと帰らねばという空気が漂って、みなさん、手仕舞いにかかってはる。
黙々とお勘定済ませてはる。
わしらも、急がねば。
ご馳走さんでした。
わしの勝手なおすすめ度。
星三つ半。
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お店の詳細。
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店名 「鰻屋」
ジャンル うなぎ
住所 大阪市淀川区西中島4-5-22 第3新大阪ビル 1F
電話 06-6302-7200
営業時間 [月ー金]11:00-17:00 [土] 11:00-19:00
定休日 日曜日・祝日・月曜
メニュー 日本語
言語 日本語
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お店の地図。
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