熊野古道、那智、田辺を廻る旅−21、いよいよ南方熊楠顕彰館へ。

車で南方熊楠顕彰館へ向かう。

田辺市内の様子はわからんからナビをセットする。

いや、実は、小学校2年生前後の2年間だけ、この街に住んだ事がある。わしの父親は警察官だったんで、ほぼ2年に1回転勤してた。その度に転校だ。小学校は5つ行った。

その度に出会いと別れがあって、結果的に落ち着きのないガサツな性格が育ってしまったみたい。そのせいか、小学校時代の思い出も、友達も極めて少ないような気がする。

家から歩いて、学校に通った事。学校から歩いて海に行って、水泳の授業があった事。近所にポン菓子を作るおっちゃんが時々来てた事。近所に煎餅を作って売る店があって、型抜きした残りカスを子供たちにくれていたこと。これがまたとても美味しかったこと。田辺から白浜への巡航船があったなあ。なんてことを断片的に覚えているだけだ。

多分、田辺第二小学校や新屋敷町に行っても何も思い出さへんやろと思う。

行って見たい気もする。

いつか行ってみよう。

田辺の街中の住宅街をグルグルと回って、駐車場に着いた。

広い駐車場はガラガラだ。

あじあん

向かい側が、南方熊楠顕彰館。

その隣にある古風な民家が南方熊楠邸であろう。

顕彰館でチケットを買う。もちろん熊楠邸の見学とのセット券。というか、顕彰館だけやと無料みたい。500円。

チケットを買うときにJAFメンバーカード(スマホ)を見せたら、割引かと思ったら、記念の絵葉書をくれた。

これってよう見たらすごいやつだ。

あじあん

これって、イギリスでの暮らしぶりの絵やろか?

なんだかとても良い。強烈な個性がようでてる。

こんな暮らし、楽しいやろなあ。

あじあん

こっちは猫と奥さん? お母さん?

うまいなあ。

あじあん

これは、猫とカブトムシ。

表情まで楽しい。

さらっとこんな絵が描けるようになりたい。

では、先に顕彰館に入る。家の方は後でじっくり見せていただく。

写真撮影は遠慮した。

全てが禁止というわけではなかったけど、なんとなく何でもかんでもパチパチやるのは気がひけた。

それにしても、すごい人生を歩んだ人だ。

権威に屈しない、自由奔放な生き方って、大変やったと思う。

いま、朝ドラで活躍中の牧野冨太郎とええ勝負やったかもしれんけど、わしは熊楠の勝ちやと勝手に思ってる。

どっちも権勢欲がない。自然をこよなく愛する。生きとし生けるものを愛する人たち。それでいてとびきりの変わり者。まわりの人たちも大変やったやろな。

ともかく、すごい資料ばっかり。難しい資料もとても多い。

なんせ、昭和天皇が熊楠の話を聞きたいがために、わざわざ戦艦長門に載って、田辺湾まで来たというくらいだ。原始の植物が残ると言う神島に案内して、標本も献上した?

知らんけど。

あじあん

知らんうちに、誰も興味ない話ばっかりなってしまった。

熊楠さん。ええですなあ。

では、お屋敷跡を拝見しにいこう。

 

このあたりのことをユーチューブ動画にしました。ご覧ください。

 

南方熊楠顕彰館の地図。

 

 

 

あじあん

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