ホーチミン、ハノイ、サパの旅-26 再び夜行列車に

ラオカイ駅についたら、又、あの旅行者の基地兼レストランに入って、出発まで待機だ。
今は17:30過ぎ、列車の出発は20:05だからちょうどええくらいだろう。
待っているのは私を入れて10人。確認してから案内人がチケットを手配に行った。
ここはWiFi Freeだ。レジの奥に無線LANのルータが見える。カナダからの彼が早速パソコンを
取り出した。他の人とぼちぼち喋ってみる。向かいはベトナム人の若い夫婦だ。隣とその向かいは
スペイン人らしい。もっと向こうはわからない。
只座ってたら、食事が出だした。ツアーにはついてないはずだから有料だろう。でも何の問題もない。
今から外へ食べに行く気はしない。流れに任せよう。

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粗末と言えばそまつな飯だが、これで十分だ。これで1人20000ドン、100円くらいか。皆でシェアー
やから不思議でもない。そのうちチケットも来た。ベトナム人夫婦は仲がいい。それに喋りながら
ちょろちょろとお菓子をよく食べている。
「食べませんか」と生姜をスライスして砂糖漬けしたお菓子を差し出してくれた。
「ありがとう」話のきっかけに頂いたつもりだが、実はこれが好きなのだ。ピリッと辛くて、しかも
甘い。色が真っ白で綺麗なのだ。ホーチミンから来たそうだから同じ所に帰るわけだが、帰り方も
時間も違うのだろう。大体1時間前になった。がさごそと動き始めた人がいる。
「ちょっと早いけどな」
「どないします?」カナダの人に聞くと、「わしはギリギリまでパソコンやってるよ」
案内人が近くにいるので、「自分自身で乗ったらいいの?」と聞くと、「あたりまえでしょう」と言う。
まあ、あたりまえと言えばそうやけど・・・。向かいのベトナム人夫婦も動き出した。
「私はこの人たちに着いて行きますから」と席を立った。ちょっと不安やもんね。
もう駅前は真っ暗だ。人通りも少ないが、駅舎内は人で溢れている。殆どが旅行者だ。
行って見るとまだ前の列車の改札時間だ。それでも簡単にホームに入れてくれたが、それだけの事。
列車はまだ来ていない。小さなベンチがあるだけだ。待っている間に前の列車の発車時間が近づいて
来た。すると改札の扉に鎖が掛けられ施錠されてしまった。
「駆けこみ乗車を防ぐためやろか?」するとその時、ホーム側にいた欧米人の男性が、扉をガチャガチャ
させて出ようとしている。駅員が出られませんと止める。その男は更に、「○×△▼・・・・・。」
大声で叫んでいる。何語かわからへん。それでも出んとあかん事情があるらしい。見てる方にも何で
出る人を止めんなんかわからへん。そうしているうちに、ベトナム人のおばあさんが息せききって
走ってきた。「乗り遅れる」ということか? すると駅員がカギを開けて鎖をはずしだした。
「何や入れるんかいな? 何の為にカギかけてんの?」おばあさんが列車に走り込む。
その隙にあのおじさんも外にでてしまった。
10分もすると普通に改札が開いた。
我らの列車も到着だ。
さあ、一晩かけてハノイに帰ろう。

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