九州の秘境温泉プラス、湯平、杖立、由布院、黒川温泉を歩く旅が続く。
馬頭観音。
では、次はどこ行こ。
旅館で教えてもらったのは馬頭観音。一応水害で公開はやめてるけど、もしかしたら見れるかもしれん。
ということで、街の商店街の方に行って、国道を南下する。
言われたあたり、馬頭観音への参道を探す。
わからん。
行ったり来たり、それらしきとこを入って行ってみるけど、なんとなく違う。
おかしいなあ。わからんなあ。
馬頭観音って、普通あんまり聞かへんから興味はある。
怒れる神。ヴィシュヌ神?
どんなんやろ?
結局、わからん、諦めた。
日本少林武術学校。
で、また、戻る。街中を歩いてたら。ちょい下に建物が見えた。
なんとなく少林武術みたいな看板が見れる。
少林? あの中国の少林寺拳法か?
どうやらこの街は、日中交流に力を入れてる、入れてたらしい。あちらこちらで日中友好なんちゃら的な看板を見かける。これもその一環なんやろか。
ここに武術学校ができてるのだ。
今はどう機能してるかはわからんけど、一時は盛んだったみたい。
中国の少林寺。
少林寺で想い出す。もう16年も前の話だ。
中国の洛陽へ旅に行った途中、少林寺に立ち寄ったのだ。
今もそうかも知れんけど、その当時は、カンフー人気の影響か、えらい人出だった。
武術ショーもあって、見てたけど、何がなんやらわからんなかで人混みに揉まれて、武道のなんたるかなんかまるでよう感じへんかった。
好きな人は好きなんやろなあ。
武術学校みたいなのもあるらしい。
武術もさることながら、禅の名刹らしく、お寺に参ることが目的でくる人も多いらしい。
周辺には、粗食って言うて精進料理を食わせる店が一杯あった。競争で客を呼び込んではる。
物珍しいさに惹かれ、腹も減ってたんで、誘いにのったけど、日本の精進料理とは似ても似つかないもんだった。
やっぱり日本のは繊細で洗練されてる。
それにしても、こんな九州の山の中に、中国的なものが、交流の跡が沢山あるってとても驚いた。
多分、一時期日本全国にこんな友好交流都市が生まれたんやと思う。
それが、突然日本2012年頃に始まった日本バッシングで一気に不安定になって、お互いの心にわだかまりができてしまった。
これがなくなるには、とてもとても長い時間がかかると思う。
例えば、わしなんかは、中国の古い文化が大好きだ。
そういう香りを残した土地は大好きだ。
そこに住む人たちは大好きだ。
旅をしたらいろんな交流がある。だれも悪い人なんかいてへん。
それでもこころのどこかにいつのまにかわだかまりが住んでる気がする。
困ったもんだ。
それでも、やっぱり古い文化に惹かれる心は無くなることはなくて、何度も旅に行ってる。そのうち、また違った交流の形が見えてきたらいいなと思う。
それにしてもコロナのおかげで、もう随分行けてない。早くそれも解消になってほしい。
今は杖立温泉。
杖立温泉の話に戻る。
いくら歩いても、馬頭観音様に出会えなかったんで、これからどうしよう。
昨日、ちょっと気になった川下にあるお地蔵さんみたいなとこを覗いてみよう。
杖立温泉のユーチューブ動画をつくりました。ご覧下さい。