09、由布院駅から湯平駅を通って湯平温泉へ。

湯平温泉へ。つげ義治の「白雲荘」へ。

九州の秘境温泉プラス、湯平、杖立、由布院、黒川温泉を歩く旅が続く。

今回の旅の狙いは、有名所の温泉を楽しむというよりは、昭和の匂いが残る昔ながらの温泉郷歩きを楽しむ、特に秘境的な温泉郷に出会えたらいいなあというところにある。前の大分大水害ですっかり廃墟化した温泉郷が立ち直りつつあるというのも嬉しい話だ。

さて、由布院温泉でどちらかと言うと無理やり時間を潰して、やっと湯平温泉に向かう時が来た。 なんでむりやり時間を潰したかと言うと、湯平温泉は何もないんでできるだけ、遅く来て早く帰ってくれなんて言われたからだ。 わしは、内心そんなことないやろって思ってる。

秘境温泉の方が楽しいにきまってるやん。

実際はどうか、行ってみやんとわからへん。 で、JR由布院駅発16:51に乗る。

 

さあ、出発。 と言うてもわずか10分ほどの旅である。

 

のどかな田園の旅だ。

のんびり車窓を眺めながら電車は走る。

すぐに到着。

湯平駅だ。

実は、この駅、「寅さん」の映画が撮られた駅であるらしい。 山頭火の何やらが、知らんけど、関係してる駅でもあるらしい。

「つげ義春」の「貧困旅行」という本にも出てくる。

ゆっくり、あたりを見学、なんて思ったけど、もう既に旅館のお迎えがきてる。 何となく待たせて、写真撮りまくりなんてわがままはまずいような気がする。 わしらは気が弱い。 さあ、どうぞと言う声に背中を押されて車に乗ってしまう。 まあ、帰りには早い目にここに来よう。なんせ、遅く来て早く帰れと言われてる。 山道を20分ほど走って、湯平温泉に着いた。 旅館おお迎えやから、「白雲荘」の目の前に到着。 つげ義春の「貧困旅行」の中で、彼が泊まった宿だ。 しかし、本当かどうかは定かではない。 本当だとしても今はもう様変わりしてしまってるはずだ。

旅に行く時は自己流、わがままな計画になってしまうんで、旅館は旅館、乗り物は乗り物と別々にとることがほとんどだ。 旅館は大抵、「じゃらん」で検索してるなあ。

石畳の道のちょうど中間くらいにあるのだ。

この写真はセピア加工してるんで実際はもっと新しい印象ではある。
しかし、3世代と思しきご家族が暖かく迎えて来れた。
ゆったりと楽しい滞在が楽しめそうだ。

滞在中に旅館の人と「つげ義春」ゆかりのなんて話はしなかった。 なんせ気が弱いもんで、切り出すきっかけがなかったのだ。

ともかく部屋に案内される。 3階だ。 ちょっと面倒やけど、見晴らしを考慮してか、部屋は上の方にある。風呂や食堂は下にある。 まあええか。 確かに、窓の外の風景はとてもいい。

窓から眺める景色は、昭和の鄙びた温泉宿を思わせる雰囲気がたっぷりありそう。

目の前が花合川(かごのがわ)。

とても良い感じではないか。 感動の秘境温泉の旅になるのか、楽しみ、楽しみ。

湯平温泉の観光マップ

 

湯平温泉のグーグルマップ

 

ユーチューブ動画も作成しました。よかったらご覧ください。

 

 

あじあんじゃんくしょん
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