熊野街道を歩く。ちょろっと大阪編09。安倍王子から万代池へ。

今から歩くコース。

さて、これから歩くコースの地図だ。日本地理院地図より。

 
あじあん

安倍晴明とは。

さて、安倍晴明神社までやってきた。

前に大阪低山歩きをした時にも、逆方向からではあるけど、ここを通った。

ここは王子ではない。王子はもうちょい先。

しかし、なんちゅうても陰陽師の神社だ。

あの羽生結弦を思い出す。ここで、神の声に耳を傾ければ、この世ならぬものが舞い降りて、ひと時の夢幻の世界に誘ってくれるのだ。

知らんけど。

「恋しくば訪ねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」の碑もある。

文楽、歌舞伎の世界だ。

この狐が安倍晴明の母親になる。 父が安倍保名。魑魅魍魎。化しの世界。

いろんなアレンジ版があるようで、白い狐が舞台を走り回る。

おもしろや。ありがたや。

死霊の世界の人や、動物など、異界の人と交わって子を成すというのはもともとは中国から来た話だ。

「聊斎志異」なんかはとても面白い。

さて、安倍晴明神社、今となっては、あんまりパワースポット感はしいへんなあ。

 
あじあん

安倍王子神社。

ほんの少し先に安倍王子神社がある。

ここがホンモノの熊野街道の史跡だ。

えらい大きいなあ。

蟻の熊野詣といわれるほど、昔は、猫も杓子も熊野に行ったのだそうだ。 その行列が蟻のように連なってたんだって。

王子、王子ってえらいあちらこちらにある。こんなに小刻みにとどまって、なんやらかんやらやってたら中々先に進まへんのとちゃうやろか。

まあ、道標とおもえばそれでええんか。

なんせ熊野までは先が長い。

わしらは、ちょい先まで。

ここまで、多分10kmは超えている。平地とはいえ結構疲れてきた。

 

 

 
あじあん

チンチン電車。

渋滞街の裏通りを抜けて、またチンチン電車と合流する。

電車を見るとなんだか安心するのは、昭和世代やからか。

高校時代、事情があって、海南市から和歌山市まで越境通学することになった。毎日、朝晩、超満員のチンチン電車に乗る。なぜか、行きはわりと覚えているのに帰りはほとんど覚えてない。

行きの電車には青春があったんかなあ。

知らんけど。

なんせ座るどころか、ぎっしり詰まって人の間に真っ直ぐ立ってるのがやっという

それから後は、大学生時代も、サラリーマン時代も満員電車の思い出ばっかり。

大阪に出たら、さすがに路面電車はなくなってた。

でもこのあたりは、昔からあったんやなあ。

わしがおったあたりは、地下鉄ができたばっかりで、草ぼうぼうの畑や荒れた更地の真ん中に駅があった。

今では、そのあたりも大都会だ。

環状線もそのころは環状ではなかった。当時のわしには関係なかったけどね。

時代は変わる。

 

“"

 

 
あじあん

南港通りを越える。

てなことで、南港通りまでやってきた。

ここを渡ったら、また、裏道に行く。

左に曲がるとこが分かり難い。

地図を見ながら慎重に。

道標があったから間違いない。

住宅街の中をしばらく歩くと。

万代池が見えてきた。

 
あじあん

恐怖の百倍速動画です。よかったらご覧ください。

 

あじあんじゃんくしょん
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