呉昌碩を見た後は。
さて、美術館でたっぷりとアートの気をいただいた。
いろいろとインスパイアされた気分になっている。
さて、これからどうしよう。
大阪の京橋まで行って、こないだ見つけた、とても良い音を聞かせてくれる「modern JAZZ NONSY」に行ってみよう。
さて、ルートを考える。
幸いなことに、阪神電車も阪急電車もJRも駅がわりと近くにある。どれでも選び放題である。
なるべく、乗り換えなしで、いきたいなあ。となるとJRか。
尼崎で乗り換えて東西線で行くか、大阪駅から環状線で行くか。
JR灘駅からは各停で芦屋まで、そこから新快速が早い。尼崎で乗り換えても、大阪で乗り換えても時間も料金も変わらない。ただし、尼崎の場合、ホームが違うのに乗り換え時間が2分しかない。
これは結構めんどくさい。
てなことで、環状線経由で行ってしまう。
NONSY。
久しぶりの訪問。あいかわらずええ音ですなあ。
実は我が家のオーディオもわりとええ音を出すって思っている。
しかし、家庭用と業務用の差、アマとプロの差は歴然ですなあ。
ジャズの話をいろいろと教えていただく。
この日はフリージャズの話を教えてもらった。
わしが学生の頃、就職してしばらくの頃、一生懸命聞いてた、レコードも買ってた、いわゆる前衛ジャズって言われてた人たちは、その後、どうなったんやろ?
オーネット・コールマン、アルバート・アイラー、アーチーシェップ、サン・ラ・・などなど。
セシル・テーラーもいたなあ。
ほぼ50年たってるから、死んでる人もいてるやろ。
銃で撃たれて、ハドソン川に浮かんでた人もいてるらしい。
新しい境地を開拓して、不動の地位を得た人もいてるやろ。
あんまりおらへんか?
しりすぼみに消えていった人もいてるやろ。
いろいろあったかもしれんけど、やっぱり今の音楽を聞いてみんとわからん。
せっかくまた、ジャズを聴きたいって気になったんやから、いろいろ調べて、自分に合ったやつを見つけよう。
つい最近、中上健次の「路上のジャズ」って本を読んだ。随分古い本だ。
わしと同世代だった作家。この人のジャズの世界ってまったくおんなじやんか。
そういう時代やったのだ。
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