自動改札と、交通系ICカードはとても便利だ。
改札をスルッと通り抜けるととても気持ちがいい。
しかし、ときどき、目に見えないバトルを経験したことはないだろうか。
ピッっとやってサッと出よう、改札機に入ろうとした瞬間!
向こうから同じ改札機に向かって入って来る人がいてる!
わしが目の前におるやんか、ぶつかるのわかってんのに入ってくるなっ!(怒)
って思う。
それでこっちが勝って、向こうが”ビー”っと鳴って入って来れんかったら。
”ほら見ろ”とか”よかった”とか思う。
しかし、一瞬遅く、こっちが負けたら、何かしらとても無念だ。
改札機バトルで負けたら。
こないだもそんなことがあった。
朝、梅田から阪急京都線に乗って、西院で降りようとした。
わしは、アップルウォッチにSUICAカードを仕込んであるんで、腕をかざしただけでピッと通れる。颯爽と腕をかざして通り抜けようとした。
その瞬間。むこから駆け込んできた人がいた。
”そんなん無理やん”と思う。どっちが”ビー”となるかと身構える。
わしのは鳴らへん。でも、向こうも鳴らへん。
どうなってんやろ? 何事もなく出れた。時計にもSUICAマークが出てる。
今回は勝ったんかな? と思って、用をすませた。
でも、同時に入って、2人ともセーフってあり得るんやろか? そんなエエ機械なんやろか?
と不思議には思ってた。
用を済ませて、今度はバスに乗った。
降りる時がきた。カッコよく、腕をかざして、ピッっと降りようとする。
”ブー”っと鳴った。何遍やってもぶーだ。おかしいな。ようみたら、”出場データがありません”というエラーが出てる。
なんや、あの時、結局負けてたんか?
今頃わかってもどうしょうもない。なんであの時鳴ってくれへんかったんや。
とにかくお金を払って出る。このモタモタで皆さんに迷惑をかけた。
颯爽と、カッコよく、どころではない。
さてどうしよう。
それで、また用をすませて、またバスに乗って、お金を払って、四条河原町まで出た。
さて、どうしよう。
たぶん、阪急電車で出たエラーやから窓口まで行ったらなんとかしてくれるやろう。
それにしても、iPhoneとAppleウォッチとSUICAの連携でのエラーやから面倒かもしれん。
とても便利な仕組みやけど、エラーが出たたちまちどうしょうもなくなる。
方法1。
阪急の窓口に行って、事情を話して、処理してもらう。
一番正当的なやりかただ。窓口で方法が決まっていて、担当者がわかってるならそれが何の面倒もなくていい。ただし、iPhoneとAppleウォッチのアプリ連携で支払いにSUICAという関東系のカードシステムが使われてて、関西の電車での問題だ。本当に簡単に処理してもれえるかどうかかなり疑問がある。どっか別の窓口に投げられたり、処理できないなんて断られたり、ややこしいことにならへんかとても心配だ。
方法2
出口のデータがないというエラーなら、も一回この仕組みで外にでたらええやないか。しかし、わしは外に居る。そのためには中に入らんとあかん。最小限のチケットを買って中に入り、そっから”ピッ”で外にでて、無事出れたらも一回こんどは、ピッ”で入り直せばいいではないか。
その場合、チケット分は損になるけど、簡単に済ませそうだ。
それでもうまく行かんかったら、窓口に行けばいい。
梅田から西院までと、河原町までは料金は同じやから、料金ごまかしでずっこいことするわけではない。
結果どうなった。
いろいろ考えたけど2番の方法を選んだ。
思ったとおりうまく行った。最低区間のチケット代160円が無駄になったけど、その払い戻しことをややこしくするよりはちゃっちゃと片付いてよかったと思う。
後で調べたら、この状態をキャンセルする方法は簡単なのだそうだ。
しかし、iPhoneやら、Appleウォッチやらでいろいろ設定せんとあかんみたい。それがすんだら駅員さんに時計を預けたらやってもらえるという。大阪の阪急電車でそれが簡単にできるかどうかはまだわからん。
一回やってみようかな。
それより、
そんなん、誰が興味あんねん! というお話し。