5日目はとても楽しかった。
この日も、親しい人が沢山来てくれた。
いきなり入ってきたのは旅の友達だ。実はこの時点でカツサンドをまだ食い終わったなかった。
あと一つ残ってるけど、こういう時に便利、こっそり棚の中に入れておけばいい。
個展に描いた旅の地はかなりの場所を共有してる人たちやからいろいろ話が弾む。
中国に行ったし、ベトナムにも行った。ラオスにも行った。
楽しい想い出は沢山ある。話は尽きないけどあんまりワーワーやってたら、他の
お客さんに迷惑だ。
旅は楽しい。絵を描く原動力になる。
しかし、楽しい想い出が必ずしもいい絵になるとは限らない。難しいもんだ。
そのうち中国人らしき若い女性が入ってきた。
熱心に見てくれてはる。少々話しかけてみた。気がついたら、わしの中国語は
すっかり錆びついてしまってる。あきませんなあ。
話題は途切れがちだ。しょうがない。
その後、我が家の薪ストーブを開発した会社の社長さんが来てくれた。
九度山暮らしを始めようと思った時、家に薪ストーブがほしいと思った。
それでいろいろ調べてみた。なかなか良いのがない。お金をかければいいのはいくらでも
あるのはよくわかる。しかし、わしの財布は中身が少ない。
それとメンテナンスの問題だ。特に煙突のメンテナンス。
普通の薪ストーブは2重煙突が必要だ。そしてこれは定期的にメンテナンス(主に掃除)
が必要になる。なんせ煙突の内部が1000度くらいになってしまう。
わしは今でも爺さんやからこれからどんどん歳をとっていく。そうなると自分では
煙突のメンテナンスはできへん。毎度、毎度業者の人に来てもらうのは結構な
負担になるのではないか。
薪も沢山要りそうだ。
なんかええ方法はないんやろか?
いろんな本を読んだり、ググってみたり、ネットの記事を漁ったり。
そのうち面白いヤツをみつけた。ロケットストーブという考え方だ。
どうもアウト・ドアの世界でとても有名らしい。薪を入れて燃やすだけの
調理ストーブであってもちょっとした工夫で自作すると驚くほど画期的な燃焼効率を
引き出せるというのだ。そういう理屈や製作事例がやまほどネット上にのっている。
もしかしたらこの理屈を暖房用の薪ストーブに応用してる製品があるんとちゃうやろか?
調べてみると、たしかにあることはある。日本でも数少ない。けど完全なロケットストーブ
ではない。うーん、どうなんやろ?
もっと調べてると、「コロケット」という製品に行き当たった。
これって完璧なんとちゃうやろか? すごい。
まったく理論通りではないか。これやったら燃焼効率が格段に良さそうだ。
しかも、構造上、排気の部分が光熱にならない、つまり煙突が熱を持たないんで
1重の煙突でいいというのだ。これが使えるなら、薪ストーブを室内に設置して、
煙突やらの構造がとても簡単になる。すばらしい。
しかも、会社、工場はわしが住んでた堺市内にあるではないか。早速連絡をとって
見せてもらいにいった。思ったとおりだ。とてもすばらしい。
こんな風にロケットストーブの理論はちゃんと実現してるなんてすごいではないか。
話てるうちに社長の人柄や研究熱心さにとても感動して、すぐさま購入の決心を
したのだった。
導入時にも、その後にもいろいろお世話になってる。
薪ストーブとしては予想通りとても良い。
燃焼効率がとても良い。
それに煙突はやっぱり光熱にはならない。煙突に煤が溜まりにくい。
とても良い。
そして今回、見に来ていただいてとてもありがたい。
絵も気に入っていただいてとてもありがたい。
そしてその後、突然、昔の仕事仲間が現れて。
これは、驚きだ。もしかしたらとは思ってたけど、やっぱり来てくれた。
なんとありがたい。
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ありがとうございました。