「山水夢中 木島櫻谷展」が素晴らしかった。

「泉屋博古館」に行った。

さて、昨日のブログ、改札バトルの話は、鹿ヶ谷にある「泉屋博古館」に行ったときに起こった話だった。西院でいつもの篆刻の勉強が終わった後、バスに乗って、京都の東の端の方まで行ったのだ。

11月3日~12月18日で開催されている「山水夢中 木島櫻谷展」を見に行ったのだ。

こんだけの距離を乗り換えなしでいけるのはとてもありがたかった。

見どころは、写生帖。

いきなり圧巻の写生帖が目の前に。

展示会場から溢れ出して、ロビーにまでいっぱい展示されている写生帖がすばらしい。

思い切り心を鷲掴みされた。

普段の暮らしのそばにある自然の風景。

人々の暮らし。

旅の道すがらに見た野山、山里の様子。

どれもこれも素晴らしい。どれも筆で描かれていて、彩色までされている。

しかも詳細だ。スケッチいえども、細部まできちんと描かれているものが多い。

現場でここまで描くかと驚いてしまう。

いつも、矢立を持ち歩いていたらしい。

かっこええなあ。

こんなんを現場でサラサラって描けたらなんてええんやろ。

これだけで十分作品になってると思う。

特に、登場する人々の仕草や表情がとても良い。

こんなん描きたいなあって思う。

 

 

作品はもちろん素晴らしい。

大作が多い。

スケッチとは又違う世界だ。

幽玄な世界がそこにある。

ただ、スケッチと全然違うというのがわしには違和感がある。

もちろんスケッチを元に、それを昇華して再構築するのが当然のことなんで当たり前ちゅや当たり前なんやけど、なんだか別の世界だ。

すごいけど、わしにはスケッチ画の延長線上にあるやつが好きやなあって思う。

何にしても、いいものを見せていただいた。

いろいろとインスパイアされるものがある

わしも元気に描いてみよう。

「山水夢中 木島櫻谷」という展示会本。

泉屋博古館で「山水夢中 木島櫻谷」という本をつい買ってしまった。

こういう本は展示会場でないと買えないから貴重だ。

スケッチ画が沢山収録されているのがありがたい。

眺めているだけで心がおどる。

本の中には櫻谷のこんな言葉も収録さあれている。 :::それで、写生というとは、精密に其形状色彩を紙上に其留むるばかりでなく、一回より多く実物に接して、花でも、鳥でも、何十回となく重なるについて脳に印象を止める方便なので、移す度毎に自然に接近し、自然に同化し、仮令写生帖を取上げた処で瞑想すれば夫が歴々と現はれて来るようでないといけない。 :::自然を見て最初にうける色彩及形式美のみが、芸術の絶対価値だとはいえない。尚その奥にある本質美を握むことが第一要請だ。この場合仮象である色彩などに捉われるのは、つまらない事である。即ちこの時は主観も客観もない筈だ、所謂物我一如の境地に入るのだ。

なるほど、奥が果てしなく奥が深い。 いけどもいけどもたどりつかへん。

てなことで時間と興味があれば是非、ご覧になられたらと思う。

京都の街は観光客が菱めいてる。

それにしても、コロナが終わった? 終わってはないけど?

京都の街は観光客で溢れてた。平日とは言えバスが超満員だ。乗ったら降りられへん?

活気が戻って来た?

しらんけど。

わしらは飲みにいく。

そして、改札バトル!!

 

 

泉屋博古館の地図。

あじあんじゃんくしょん
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