熊野街道を歩く。ちょろっと大阪編01。熊野街道って?

最近結構運動不足感がある。 ウォーキングはしてるものの、山に登ったり、長い街歩きなどをあんまりしてない。 コロナのせいで、逼塞感もある。うっとおしい。 どっか行きたい。 てなことで、手軽そうな大阪の熊野街道跡を歩いてみることにした。

ほんまに手軽やった。

 

熊野街道とは。

昔から、熊野街道は、庶民の熊野詣でのルートとして有名である。 わしは、先に熊野古道として知られる、「小辺路」や「中辺路」を歩く機会があって、熊野古道の魅力に取り憑かれてしまってるけど、そこに至るまでの都会からのルートとしての熊野街道にも興味があるのだ。

伊勢ルート。

 お伊勢参りのついでに熊野まで行ってしまうやつ。

奈良ルート。

  奈良を通って紀伊山地の山越えで行くルート。

大阪、和歌山ルート。

  京都から大阪まで淀川を舟で降ってきて、大阪から泉州を超え和歌山に至るルート。 なんと言うてもこれが一番ポピュラーやったんと違うやろか。 距離は長いけど山歩きが少ない。人家が多いし、旅を楽しめる。 今回はこのルートの始めの部分をちょろっと歩いてみる。

藤原定家の熊野御幸。

熊野詣でといえば、わしは藤原定家を思い出す。平安町の歌人で、和歌の名人として有名な人だ。

この人は、「明月記」という日常生活を克明に綴った日記を残している。その中に後鳥羽上皇の熊野御幸に供奉した話が出てくる。

わしが読んだのは下記の2冊だ。

 堀田善衛、「定家明月記私抄」。

   とても面白い。明月記の原文をベースに定家の日頃の暮らしぶりや、何を考えてたはったか、何を企んではったか、いろんなことがよくわかる。

   ただし、熊野御幸についてはあまり詳しくない。

   おすすめ度 星3(わしの勝手な5段階)この部分に関しては。

 神坂次郎、「熊野御幸」。

   やはり、「明月記」がベースになっている。明月記の「熊野御幸」の部分に焦点を当てて、この旅がどんなであったか。小説風、寄稿文風に仕立て上げてる。

   定家の苦労や、あたふたぶり、矜持やそれが崩されるさまをとても人間的に描いて、こんな人やったんかと思わせてくれる。風邪引いて、鼻ズーズー、バテバテやのに意地悪されて馬から落とされるとこなんか、爆笑もんだ。

行間から彼の人間性が浮かびあがってくるかのようだ。

   おすすめ度 星5(わしの勝手な5段階)

大阪の熊野街道。

  今も残る熊野街道跡を昔の休憩地である王子跡をたどりながら歩く旅になる。

  王子跡といっても碑すら残されてない場所もあって、地図を頼りに昔を偲ぶしかないのだ。

  ルートをザクっと調べると、大阪天満の八軒屋船着場跡のすぐそばに出発点の窪津王子跡がある。

  八軒屋船着場ー窪津王子ー坂口王子ー郡戸王子(高津宮)ー上野王子ー四天王寺ー阿倍王子ー住吉大社。

  おおよそ14、5kmの距離。1日で歩くにはちょうどええくらいと見た。

  これで、行こう。

 

 

地図と計画の作成。

  地図を作って持っていこうと思ったけど、歳をとると老眼でみえづらいし、一々出し入れが面倒だ。

  Googleマップなどにポイントして見ながら行くのが楽かもしれん。

   しかし、わしはギガをけちってるんでオンラインでは難しい、オフラインマップを使うことにするか。

  もっと良い方法がある。「ヤマップ」というとてもすぐれもののアプリがあって、これは山歩き用の専用アプリであるけど、平地でも使える。

  これにルートをインプットしておいたら、スマホのなかで道案内してくれるし、ペースや行程も全て出てくる。

  アップルウォッチにもデータを送れる。これはとても便利。

  コースを外れたら警告もでる。とっても優れモノのアプリだ。

  詳しくはこのシリーズで順番に紹介する。お楽しみに。

  ともかく、コースと立ち寄りポイントは把握できた。

アプリで作った地図。地図は国土地理院のもの。

旅の道具。

今やスマホは必須。それにデジカメ。アクションカメラ、GOPRO。水筒。着替え。等々。 それに軟弱な、心と体。 おいおい詳しいことをご紹介。

まとめ。

パソコン、スマホを使うと計画を作ったり、地図を準備したりするのはとても楽だ。 さて、昔を忍びつつ旅に行くぞ。

あじあんじゃんくしょん
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