山頭火も来たと言う由布院温泉、湯の坪街道。
九州の秘境温泉プラス、湯平、杖立、由布院、黒川温泉を歩く旅が続いています。
ビールも飲んだし、鰻も食った。
ゆるゆると温泉郷に進んで行こう。
由布岳に向かってまっすぐに進む。
川を渡って、駅前商店街的なところから観光地、温泉街的な街並みになってきたようだ。
人がどんどん増える。
それも若いカップルが多い。
浴衣みたいなのを着てはる人もいてる。貸衣装屋さんがあるんかな?
観光地気分でゆるりとお店に入ったり、アイスを食ったり、ご飯を食べたり。
これって、もう少ししたら、コロナ規制も終わってきて、インバウンドの人たちでもっともっと賑わうんやろなあって思う。
焦って食わんでも、鰻屋さんもたくさんある。
他にもご飯やさんがいっぱいある。
雑貨の店を覗くのも良い。
今は時間がないけど、立ち寄り湯みたいなとこに行って、温泉を楽しむのも良い、というかそっちが本来の楽しみだろう。
道幅は狭くなる。
丁度ええくらいだ。あんまり広いと落ち着かへん。
車が通れなくて、人が横に数人くらいの幅がいい感じかな?
狭いとこに誰もおらんより、程々人がいてるほうがいい。
そういう意味やと、次に行く、湯平温泉は、きっと淋しすぎるかもしれん。
それはそれで、別の風情があってええんやけど、電話がかかってきた湯平の旅館の方はきっと此の違いを気にしはったんやと思う。
山頭火の行乞記には由布院温泉も出てくる。由布院の湯の坪、筑後屋という旅館に泊まったらしい。
山色夕陽の時で、落日をまともに浴びた由布岳を湯の中から楽しんだ様子がうかがえる。
::::「行乞記」より。
気安くて親切で、安くて、よろしい、殊に、ぷくぷく湧き出る内湯は勿体ないほどよろしかった。
同宿三人、みんな好人物だ。
支那人が超えて行く山の枯れすすき
また逢うた支那のおぢさんのこんにちは
::::
とてもご機嫌そう。
ちなみに、支那人の旅人というのがこの本にはとてもよく出てくる。
今の、インバウンド、富裕層の方達とは全く立場の違うひとたちみたい。
こういう時代があったんやなあって思う。
昔は、このあたりも、鄙びた湯宿で、静かでのんびりして、とてもくつろげる場所だったに違いない。
温泉というのはそういうところにこそあったのだ。
てなことで昭和を思わせるような雰囲気もあちらこちらに散りばめられている。
てなことで昭和を思わせるような雰囲気もあちらこちらに散りばめられている。
昔懐かしい感じを思い出させる。
古き良き時代やったかどうかは知らんけど。
ここを曲がれば金鱗湖。
野菜を売ってる。
のどかでええもんだ。
ユーチューブ動画も作ってみました。よかったらご覧ください。