ホーチミン、ハノイ、サパの旅-07 機内にて

ホーチミンーハノイ間の飛行機と言えば日本で言えば、大阪ー東京間の便
みたいなもんなんだろう。日本で予約する時点でわかっていたが、殆どの
便が早々と満席になるようなのだ。そして現実も満席だ。
乗る時にちゃんと列に並ばないのは中国と同じ、いつまでも携帯電話をしてる
のも中国と同じだ。反発しあってる国のようではあるが、性格は似てるんかなあ。
いつも通路側の席をとっているが、その通路を挟んだ隣には赤ん坊を抱いた
人がいる。その2座席前にも赤ん坊を抱いた人がいる。
そういえば日本からホーチミンへの機内にも赤ん坊がいた。
老人が少なくて若い人が多い国やから赤ん坊にでくわす確率も高い?
「いやな感じやな」と思ったが、客室乗務員がきてちやほやするし、周りの
人もあいそがいいので、赤ん坊はごきげんだ。
私も赤ん坊が嫌いとか憎いとかいうわけではないが、飛行機に乗ってすぐ近く
で泣かれるとかなわんなあ、
と心配してたら、案の定、飛行機が動き始めたら泣き始めた。
まあ、大人でも離陸や着陸の時は、知らない間にからだが硬くなって、手や
腰に力が入っていたりするんで、赤子が不安になるのも仕方ない。
とは思いつつも、遠慮なく、切れ目なく泣き続けられるとつらい。
どうしようもないからよけいかなわん。本でも読もうと思っても集中できない。
そのうち、もう一人に移って大合唱になったらどうしようと心配だったが、
それはなくて、そのうち止んだ。と思ったら、となりのおばさんと、その横の
おばさん、その前のおばさん、三人がひっきりなしに、切れ目なく、休むことなく
えんえんと喋り続けているのに気がついた。
「こんどはこっちか?」
「こんなんもかなわんなあ」
飛行機が着陸態勢に入ったとき、しばらくのあいだ、エンジン音も消えて、
飛行機が無重力状態になったような感じがして、機内に静寂が漂う、そういう
瞬間があるものだ。
それはもしかしたら、耳の鼓膜がふくらんで音が聞こえにくくなっているから
そう感じるだけかもしれないけど、そんな時ですらしゃっべってはるのだ。
何を喋っているのかわからんから余計いらいらする。
分かったらもっといらいらしたかもしれんけど。
そして、止めは、着陸直前に今度は別の赤ん坊が泣き始めたのだ。
これもしようがない。しょうがないけどいつまでもないている。
落ち着かないうちにも時間はすぎて2時間後にはハノイに着いた。
自分では人には優しいと思っていても、所詮はせこいやつだったと反省!
やはり機内食はまずかったので、パスした。フォーを食べておいてよかった。

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