さて一晩ゆっくり寝た。寝すぎたくらいだがまだ時間がある。
ハノイに向かう飛行機は13:00発だ。それで10:30ピックアップの予定だ。
こっからが、本命のサパ旅行が始まる。
まず、飛行機でハノイに向かい、夜までハノイの街をうろついてから、
21:00頃の列車でラオカイという中国との国境の街に向かう、8時間程の
夜行列車の旅だ。ラオカイに着いたら、バックハー村サンデーマーケット
という半日ツアーを申し込んである。少数民族の村で週に一度開かれる
市を見学するのだ。それが終わるとラオカイに戻り、そこからサパに向かう。
サパというのは高原の街だ。丁度、中国の雲南のような景色ではあるまいかと
想像している。地理的には、紅河を挟んで、前に行った中国の元陽と対称の
位置くらいにありそうだ。してみると棚田が美しいところだろうと期待が
膨らむ。
サパに一泊した後、次の日は、カットカット村とシンチャイ村というところに
トレッキングというオプションだ。
その後は又自由行動で、夕方サパを出てラオカイに向かい、又、夜行列車で
ハノイに向かう。そして、ハノイからホーチミンに飛んで、更にその日の
深夜に日本に帰るという、体にはキツいが、実に効率がよいスケジュールだ。
自分で考えたからしょうがない。
ハノイからサパに行ってハノイに戻るまでは旅行社のツアーを申し込んだ。
「英語ツアー」だ。英語が得意というわけではないが、「日本語ツアー」だと
安心な半面、日本人ばかりが固まって、いろんな国から来た旅行社と接する
チャンスがない。人見知りが強くて、いじっぱりな私ではあるが、それでも
袖摺り合う機会があった方がいいではないか。
ただ、万一トラブルがあったら日本語が通じたほうがいいかなと思い、日系の
旅行社に頼んだのだ。
ベトナムは飛行機も列車もかなり正確だと思う。
13時といえば13時に出る。
「食いもんはでるかな？」微妙な時間帯だからでないかもしれない。
出ても期待しないほうがいい。
それなら、今のうちにフォーでも食っておこう。
市内よりはかなり高いが、簡単でおいしい。
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