「あつっ」
飛行機を降りるところまでは、機内のエアコンが効いていて何も感じなかった。
しかし、通路をイミグレまで歩いている間に、ここでもエアコンは効いている
とは言え、「ちりちりじわじわ」と服の上から体に暑さがしみ込んでくるようだ。
大阪を出る時は意識して我慢の薄着だったが、それでも効いてくる。
「やっぱり28度あるんやからなあ」
それで、ちょっと立ち止まって、上着を脱いで薄いセーターも脱いでショルダー
の鞄に入れる。下はTシャツだ。これでOK。今回は重ね着で調整するのだ。
イミグレは簡単。去年までは入国カードが必要だったが、今年は要らない。
パスポートと帰りにeチケットのコピーを見せたらすぐに終わった。
いつものように出口には出迎えがぐるりと取り囲んでいる。
今回は出迎えありだから楽ちんだ。
「プープー、プープー・・」、「ぐおーぐおー・・・」
いつものように左から右から後ろからバイクの群れが襲ってくる。
こわいようだが、敵もさるもの、ぶつからないようゆっくり走っているから
慣れれば大きい交差点を歩いて横断しても大丈夫だ。
しかし、渋滞はいつものこと。
と思っていたら、今日は心なしか渋滞が少ない。
「工事が終わったんか」
いつ来ても工事中だった、空港から市内への道、市内の中心部の道、
それらの工事がおわったみたいだ。
市街地が近づいて、向こうの方にあの有名なビルが見える。
ホーチミンで一番高いというやつだ。
そのうち、予想より早くホテルに着いた。
ホテルは、ドンコイ通りより3本ほど東の通りにあるビジネスホテルで、何を
するにも便利なので最近はここが多い。
「早速、両替に行かなくては」
ゆっくりしている暇はない。
どこでもそうだが、空港で両替するとレートが悪い。ホーチミンだと、市街地の
あちこちに両替屋があるから便利だ。
一軒闇屋のように見えるかもしれないが、たぶん、ちゃんとした両替屋だらから
大丈夫だ。
この両替屋の便利なのは、円からドンだけでなくて、円からドルでも、ドルから
ドンでも、元でもルピーでバーツでも、何から何にでも交換してくれるスーパー
両替屋なのだ。いつもは、円からドルにも換えて持っておくのだが、今回は手持ち
があるので大丈夫だ。
ベトナムでは、ドンだけではなくてドルも普通に使える所が多いのだ。
しかし、以前はドルの方が喜ばれる傾向にあったが、今はそうでもないようだ。
レートは、ドンを1000で割って5倍したら円と思ったらいいよと教えられていた。
つまり、1000ドンが5円くらいということだ。今はもうっちょっと円高傾向だ。
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