「いつ着いたんですか?」、「今日の朝です」
この人たちは同じホテルだが、今日着いたばかりなのだ。
「あのホテル寒いですよ、暖房機が一個しかない。後は電気毛布だけですよ」
「あれじゃあ足りませんよねえ」、「昨夜はシャワーのお湯も出えへんかった」
「ベランダのドアも壊れて、隙間風が入ってきてたし」
そういえば、ホテルも約束のホテルとは違うホテルだった。同じ3つ星だから問題ないという
のが彼らの言い分だ。どちらの方がよかったかは比べるすべもないのでわからない。
しかし、大差はなくてもちょっとだけ落ち着かない。
ベトナムの人達はすごくまじめで勤勉だが、約束とか待ち合わせ時間とかをあまり重視しない
面もあるようだ。それはそれでお国柄とおもわないとしようがない。
さて、料理はごく普通の中華料理といえる。
量が多い以外は問題はない。ベトナム料理でないのはちょっと不満であるが意外とおいしい。
特に歩いた後のビールは格別だ。
サパの街に戻ってきて気がついたが、サパの街は山の向こう側から上ってきた丘の上の
方に広がっている。そしてそこからカットカット村に向かって一本下りの道があって、その
道の両側にツーリスト向けのホテルや土産物屋、レストランなどが密集しているようだ。
丘の上には大きな広場がある。その広場を囲むように、欧米風の建物が密集して建っている。
大きな教会もある。
旧フランス領で避暑のリゾート地だった頃の名残なのだろう。
何で欧米風と言うかというと赤い屋根で四角い建物が多いというだけのことだ。
私の理由は他愛がない。
今でもこんなに旅行者が多いんやから、夏は涼しくて過ごし易くてもっともっと人が多いん
やろうなあ。今は霧の中を風が吹いて、ぞくぞくっと寒くて寂しいだけだ。
「あれは何してんやろ」
エンジンが凍りついたんでバーナーで炙ってる?
危ないんちゃう?
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