天空の秘境駅、南海高野線、紀伊神谷駅あたりを歩く−０３、間違いに気がついた。

2022年7月29日
和歌山地方, 近畿地方
秘境駅
15人

和歌山地方

間違いに気がついた。

さて、どんどん先に進む。
山の中の道やけど高低差があまりないんで歩き易い。

しかし、なんだか変だ。

山の中に入るばっかり、おかしい。

標識を見ると、→九度山町とある。九度山町は広い、どこなんや？
もいっかいグーグルで現在地を確かめる。

やっぱりおかしい。
一旦戻ろう。

かなり戻る。人家のあたりまで戻ってきた。

ここまで来てからもういちどよく地図を見る。見ながら考える。
もしかしたら、あの斜め細い道が村の中に入って行く道なんではなかろうか。

どう考えてもそうとしか思えない。

なんの標識もなかったけどと不満に思う。

で、ちょっと進んだら確かに標識があった。これで合ってる。

最初からこれが分かってたらとはおもうけど、まさかとも思う。
登山、下山する人とも全く出会わへんのもおかしいと思ってた。

高野山に参詣するには、高野七口という道がある。
町石道、黒河道、京・大坂道、小辺路、大峰道、有田・龍神道、相ノ浦道の
7つの代表的な登山道？がある。
きつい道、長い道、険しい道、ゆるっとした道、いろいろだ。
行き先が高野山一つなんで、高低差は変わらない。行程をどう感じるかの違いなのだ。
大部分の道は通ったことがある。
九度山の慈尊院の境内から出発する町石道を通って高野山に登って、高野山に
滞在したあと、熊野古道、小辺路を延々と歩いて、本宮大社に至る道が、
スペインの巡礼道、サンティアゴ・デ・コンポステーラ的なパワースポット道みたいな
感じがあってか、欧米人、特にフランス人に人気のコースなのだ。
ここを歩いていると、そういう人たちに何度も出会う。

このあたりは、京・大坂道の一部になっている。
この道はわしは通ったことがないけど、とてもポピュラーで上り下りに厳しいところが
少ないということで通る人が多い。
はずだ。
出会ってもええはずなのに。
やっぱり道が違ってた。
さらに進むと、集落が現れた。