開化堂のブリキの茶筒が来たので、早速茶を入れてみた。
買ってから封を切っていなかった武夷山の大紅袍岩茶だ。
1斤買ったので500g弱、400g入りの缶には当然入りきらない。
残った分を早く飲んでしまわないといけない。それで飲み始めた。
おいしい！。香りも好い。ちょっと濃い目の味でほんのりと甘みがある。
所謂半醗酵の烏龍茶だ。なかなか好い買い物だったなあ。
買った時の事を思い出すと、
武夷山の観光も殆ど終わった頃、タクシーの運転手が「茶を買いにいかないか」
と言い出した。「私の姉が茶の工場をやっていて、そこで直接好いモノを売るから、
間違いない」という。
「買わなくても、見るだけでもいいから」という。
「まあ、時間もあるしちょっとだけならいいか」という事で行ってみた。
最初は、簡単なのからでてくる。「どうか」というので、
「まあまあだ」と答えると、もっといいのがでてくる。「一番いいのは？」
と聞いてでてきたのがこれだった。飲んでみると確かにおいしい。
それでも悩んでいると、秘蔵のがあるという。ちょっと飽きてきたし、こうなると
きりがないので、「是でいいから是を買うよ」という事で買ってきたものだ。
「だまされたかな」と思わないでもなかったが、今飲んでも味がいいし、
値段も安かったので、好い買い物ではあったわけだ。
それにしてもこの茶筒、いいなあ！
毎週金曜は酒や茶に関する話です。