岳陽、張家界の旅.4

4.岳陽楼に登る

杜甫に岳陽楼に登るという詩がある。
昔聞く洞庭の水 今上る岳陽楼
呉楚東南にさけ 乾坤日夜浮かぶ
親朋一字無く 老病弧舟有り
戎馬關山の北 軒憑れば涕泗し流る

李白にもこういう詩がある。
洞庭西望楚江分 水尽南天不見雲
日落長沙秋色遠 不知何処弔湘君

幾多の詩人に謳われてきた洞庭湖と岳陽楼
期待に期待をして行ったが、湖がある只の観光地だった。
岳陽楼も改築に改築を重ねて、自然に溶け込む風情を具える
までには至っていないようであった。
これから更に時間に燻されて味をつけないといけないのだろう。
湖水は亡羊として、多くの船が浮かび、
風月無辺 水天一色の観は無きにしも非ずといったところではあるが
夕陽の頃、船を浮かべるなどして、かなりのシチュエーションを
作らないと詩興には程遠いかもしれない。

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