松下村塾跡で。
なるほど、古びた日本家屋が沢山ある。
昔のままというよりは、復元しつつ保存してるみたいな感じである。大戦の時にあまり
空襲などにあわなかったんかもしれん。
幕末期の雰囲気をそのままに残してるんかどうかはわからんけど、板塀と漆喰の家。
瓦屋根。質素な感じがいかにも本物らしい。
家はどれも解放感があって出入りしやすそうだ。
後に、有名になる明治維新の志士たちが、その頃はそんなことは露知らず、
ワイワイ和気藹々と、希望に満ちて、盛り上がってはったんやろうと思う。
若いサムライたちの熱気が目の前に立ち上がってきそうだ。
知らんけど。
わしの場合、歴史モンや、幕末モンに格別の思い入れは無い。
それでも、司馬遼太郎なんかの本は少しは読んでるんで、小説の舞台になった場所に遭遇する
ことも多い。
戦国武将だったり、幕末の志士だったり、明治維新の強者だったり、日露戦争の英雄だったり。
日本中どこに行ってもそんな場所はあるんで、後で気が付くことの方が多いかも。
そう言えばわしがすんでる九度山も、昔から真田の里なんてことで知られてる。
真田幸村(信繁)が家康の大阪城攻めの前に蟄居してた場所なのだ。
特に、大河ドラマ「真田丸」に取り上げられたのがとても良い宣伝になったようだ。
小さな町内には、あちらこちらに真田の○○とかいう看板があって、観光スポットに
なっている。休日ともなれば、パンフレット片手にあちらこちらで、看板を読んだり、
インスタ撮影したりしてる人たちを沢山見かける。
良い時代だ。
テレビ番組である俳優が演じた場面が感動を呼んだり、ちょっとした写真がえらく美しくて
評判になったり、なんでもないことがきっかけで人が集まって来るってことは今時
とてもよくあること。わしもそういうのをきっかけにあちこち旅行することが多い。
ここの場合は、そういうものではなくて、やっぱり吉田松陰の名前、存在が後世の人を
呼ぶ。すごいものだ。
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ありがとうございました。