中国地方、美術館の旅ー07、毛利邸庭園を見る。

毛利邸庭園を見る。

さて、遅めではあるけど昼ごはんを食べたんで元気が出た。

では、庭園を拝見に行こう。庭園は博物館とは入口が別にある。

ここでも、まあ当たり前かも知れんけど、荷物を預けるロッカーなどはない。

仕方なく、リュックを担いだまま、回っていく。

かなり広いだけにちと辛い。

毛利邸の中を見て回った時に庭の大体の様子は見えていた。

その上で改めて見て回ると、ちと驚きに欠けるんではなかろうか?

まあ、せっかくやから草の根をわけつつ、チョロチョロと入って行って見て回る。

季節は晩秋を少し過ぎた頃、紅葉にはもう遅いけど、少しは色付きが残っているかな
という風情だ。

大きくて、立派なわりには単調な気がする。

庭園の作りに緊張感が少ない?

えらそうな事を言うてもわしは何もわからん。

中国の庭園にも時々行った事がある。

その時には、日本と考え方がえらい違うなあって感じた。

中国の庭園は動線をえらく意識してるみたいだ。

わしの勝手なかんそうやけど。
わざと視界を遮る配置にしたりして、全容が見えにくいようにしてる。
それで近づいていくと、ぱっと別の世界が見える。
その変化と驚きを作戦としてるみたいなのだ。
岩山やとか、壁やとか、植木や灯籠、いろんなものを障害物みたいにならべて
素直に動けないようにしながら、奥行き感や、想像でおぎなう世界を導いてる
みたい。
それはそれで面白いけど、ちょっとやりすぎに感じる事が多い。
結構派手派手しいものが配置されてることも多いんで作意が目立ちすぎる。
知らんけど。
日本の庭園は動に対して静を感じる。

要らんものを、あるいは要るものを切り捨てるように考えてるような気がする。
わざとらしいものを一切置かない。
存在感を押し付けない、そんな感じをうける。
それが侘び寂びの道なんかもしれん。
ようわからんけど勝手に思う。
どっちにしろ、いいものもあればよくないものもある。
見る人誰に対してもよいものとも限らへん。
ここは海まで使った大きな景色。
庭園の中の池もおおらかにできている。

池のこっち側から橋と邸宅を眺めた景色がメインイベントやね。

カッコいい木があるなあって思ったら、外国人のカップルがいろんなポーズで
長々と写してはる。

なかなかポーズが決まらへん。

なかなか視界が明かへん。

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ありがとうございました。