さて、東京観光が明けて一人になったので、東京国立博物館に行った。
兼ねて狙っていた「対決!巨匠達の日本美術」に行ったのだ。
中々すばらしい企画で、画だけでも雪舟-雪村、永徳-等伯、宗達-光琳、
大雅-蕪村、若冲-蕭白、応挙-芦雪等々そうそうたる名人巨人が並んでいる。
しかし、残念ながら長谷川等伯の松柏図はもう展示終了になってしまっていた。
実に残念だ。しかし、こういう画を見ていると又中国に行きたくなる。
次はどこにしよう。
金山寺かな。
それで、折角だからと上野の森のあたりを散策することにした。
大きな公園なのでいろんな人がいろんな時間を過ごしている。
散歩をする人、ジョギングやウォーキングする人、観光する人、写真を撮る人、
画を描く人、只居るだけの人。様々だ。
有名な西郷さん。初めて見た。
だからどうという事はないが初めてだ。中国人らしき人にカメラのボタンを押して
と頼まれた。
不忍池には蓮が一杯だ。
最近は中国でよく蓮を見たが、日本にもしっかりとあるのだ。
それで、暫く歩いていると、子規の碑が見えた。
「春風やまりを投げたき草の原」
そういえば、子規庵も遠くはないなあ。
見ると、小さな球場があって子供達が野球をやっている。
「子規記念球場」とある。
野球と言えば正岡子規だから、こういうのがあるといいなあと思った。
暑い日だ。ベンチに横になって寝ている人がいる。
子供達は元気に球場で走り回っている。
それぞれの人にそれぞれの時間が流れている。
。。