青春18切符と富士山と芦川村の旅ー02、浜松で鰻弁当を食う

急に先の連絡がわからんようになってしもた。ネットで確認しょうとしたけど
米原あたりはWiMaxが繋がらへん。とりあえず、次ぎの列車まで40分強待って
大垣に向かう。
トイレのある最後尾に乗って(年寄りはトイレのチェックも大事な事なのだ。
JRの場合、上りにしろ下りにしろ一番西側の車両にあるのだそうだ)座席を
確保した。すると丁度後ろから車掌さんが回ってくる。向こうの座席にいた人
がこの先の連絡状況を詳しく聞いている。
どうやら身延線の富士と言う駅を目指しているらしい。しかもわしと同じ青春
18切符らしいし、年齢もようにたものだ。次はわしの番だ。わしは中央本線の
大月まで行かんとあかん。しかし聞いてみると中津川の乗り換えは2時間以上
遅れた列車しか無いようや。たった数分の遅れは2時間以上になってしまった。
まあしゃあない。
彼とわしとでしつこくそれぞれの乗換駅名と時間を聞いてたんで車掌さんの手
を随分停めてしまった。
「青春18切符ですか?」、「どちらまで」なんてお互いに旧知を得たような
心強い気分だ。
しかし2時間遅れはつらいなあ、他に方法はないんやろか?幸い、大垣が近づ
いてきたらWiFiが繋がった。よう見てみたら名古屋から中央本線目指すより、
身延線周りで甲府まで行ってから大月を目指した方が一時間短縮できることが
わかった。ほんならこのまま東海道線で行ったらええんや。
次ぎの大垣の乗り換えでさっきの方と又出会った。
この方は、青春18切符を駆使して全国の一宮を回ってはるんやそうな。
「結局おんなじ方向になりました。身延線に乗るんで富士まで一緒に行きましょう」
と言うことで道連れができた。
豊橋で乗り換え、浜松で乗り換える。順調だ。
浜松で昼になった。高架の通路を渡っての乗り換えやからついでに弁当を買った。
せっかく浜松やからと鰻にした。
乗った列車は市民の足やさかい、座れたけどそこそこ乗って乗ってきはる。
それでもしゃあない。弁当を空けたら、向かいのおばちゃん達から声がかかった。
「あんた、それうまそやなあ。私らそんなええもん食べられへんから、見さし
てもらお」
段々人が増えて恥ずかしさかいさっさと食ってまお。

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折角のうなぎやけど暖かいやつと違たんで少々味わいに欠けるなあ。

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浜松からは興津行きやけど、島田と言うところで先に降りて乗り換えたほうが
ええらしい。興津まで行ったら始発に乗られへんのだ。

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東海道線は本数が多いんで少々時間がずれても18切符旅はあんまり不自由せ
えへん。しかし、人も多いんで座ろ思たら工夫が必要だ。
こういうことを考えながらやってるとこの旅、だんだんおもろなってきた。
遅れたら次の乗り換え考えて、座ることも考えて、トイレの車両も考えて、
時計をにらみながらつぎつぎやることがでてくる。わしみたいな人見知りでも
話しかけてくれる人もいてる。退屈してる暇がない。
一宮詣での人は今日中に西宮まで戻るのだそうだ。
これも18切符検索で見てみると余裕で戻れるではないか。
面白い。
とうとう富士に着いた。
天気がよくて富士山がえらい綺麗だ。

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富士山を見ながら身延線を進む。
富士宮でこの人が降りて、後は1人。甲府まで3時間以上ある。
寂しくなるかな?

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ありがとうございました。