ルアンパバーン、ビエンチャン、バンコクの旅−65、ビエンチャン、国境の駅「THANALENG(タナレーン)」へ。

国境の駅「THANALENG(タナレーン)」へ。

さて、いよいよビエンチャンとおさらばだ。これから列車に乗ってバンコクまで行く。
夜行寝台列車に乗るのだ。とても楽しみだ。ささやかながら深夜特急の旅が始まるのだ。
と言うても国際長距離列車ではない。ビエンチャンは国境の都市、西側を流れる大河メコンを
越えたらタイになる。深夜特急の始発はタイ側のノンカーイ駅になる。ビエンチャンのタナレーン駅
からノンカーイ駅までは国際ローカル列車で行くことになるのだ。
てなことで市街地から郊外にでる。約1時間程度走ると線路が見えてきた。

程なくしてTHANALENG(タナレーン)駅に到着。

周りには殆ど何もない。ど田舎のぽつんと孤立した駅だ。タイに渡るためだけの駅なんか?

駅に向かって道側にイミグレ的な事務所がある。

今回は、チャーター車のドライバーさんが、通訳も手続きも全部やってくれる。チケット手配も
込み込みで頼んでいるのだ。
ドライバーさんと別れてガランとした駅舎に入る。

わしら以外にはバックパッカーが数人いるだけ。

閑散としている。

ときどきパラパラとバックパッカーが到着する。
国際的だ。
まだ出発まで2時間ほどある。ホームを端から端まであっちに行ったりこっちに行ったり。
ブラブラしてもなかなか時間は経たへん。

そのうち、バックパッカーさんたちの中に日本人が1人だけいてるのに気がついた。
しかもどっかで見たことがある。
「もしかしてどっかで会いませんでしたか?」って聞いてみると、
「えっ」と驚いた顔をして、「同じゲストハウスに泊まってたじゃないですか」って笑う。
そう言えばそうだ、朝起きたとき挨拶したこともある。なんどか出会ってる。
やっぱり老人ボケが始まってるようだ。
「これは失礼しました」とあやまりつつその後の話を聞いてみる。彼女は単独行の
バックパッカーみたい。ベトナム、カンボジア、ラオスと1、2ヶ月回ってきて、
今からタイまで行って、その後はウズベキスタンまで行くという。
うら若き女性ながら、その勇気と行動力に敬服するしかない。ルアンパバーンからここまで
どうしたかと言うと乗り合いバスで来たみたい。ルアンパバーンからバンビエンに行って、
1泊してビエンチャンまで、それぞれ7、8時間ほどのバスの旅だ。山越えのキツイ道らしい。
わしが行きたかったコースの一つだ。ええなあ羨ましい。
しばらくすると外人さんの団体も着いた。彼女の知り合いがいたらしく挨拶してはった。
ホームは一気に賑やかになった。
そのうち、気がついたら、いつの間にかホームに列車がいてる。

おお、来てるやんか、あれに乗って行くんやろなあ。
それにしてもまだ1時間ほどあるし、誰も乗りに行かへんし、人の気配もしいへん。
まだまだだ。

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ありがとうございました。