ルアンパバーン、ビエンチャン、バンコクの旅−12、ナイトマーケットを見て帰る。

ナイ

トマーケットを見て帰る。

さて、晩メシにあの場所を選んだのは、帰りにナイトマーケットを覗いて帰るという
楽しみがあったからだ。
ナイトマーケットは丁度帰り道にある、というかメインストリートの真っ只中でやってるんで
そこを歩いて帰らんとしょうがないというしかけになっている。
ナイトマーケットって聞いただけで心が騒ぐ。
朝市、夜市、普通の市場、どれもこれもええもんだ。地元の人達と言葉を交わすチャンスでもある。
決して言い値では買わずにちょっとでも値切ってみる。モノを安く買うにこしたことはないけど
それよりも10円、100円の駆け引きが思わぬ心のふれあいになるときもあるし、ならんときもある。
例えばクアラルンプールのチャイナタウンで夜な夜な繰り広げられるナイトマーケット、
素晴らしい、道路も歩道も全て塞がって歩く場所が有るんかいなと恐れるくらいの賑わいの中で
ありとあらゆるものが売られてる。
例えば、台湾のあちらの街こちらの街の夜市、売られているモノより、食いもんの魅力に
わしづかみされる。あれも食いたいこれも味わってみたい、口と胃袋がなんぼあっても
足りんくらいだ。
例えば、中国西安の老街の夜市、千年の歴史とは言わんまでも古い文化に包まれながら
モノを見たり(ほとんど偽物やけど)、妖しいもんを食ったりと興趣はつきない。
例えば、夜市ではないけどホーチミンのベンタン市場、かなり観光化されてるとはいえ
カオスを具現化すればこんなんとちゃうやろかという狂騒ぶりだ。ボーっとして歩いてたら
腕をつかまれて引き寄せられる。
簡単に言えばアジアの街の夜市には、驚きが一杯ある。
とてもワクワクだ。
さて、ここはどうやろう。
竹橋を渡ってメインストリートに出たらすぐにナイトマーケットの入り口が見える。

平日の夜やからか、観光客向けやからそんなはずはないけど、案外客が少ない。
品物は地面に敷いた敷物の上に並べられるか、衣類などはテントのポールを利用した
張り綱にぶら下げられている。残念ながら人が少ないと盛り上がりに欠ける。
なんだかチマチマしてる。
それにわしは地べたに積んで売るというのはあんまり好きではない。座り込んだ
売り子とうろついてるわしらの目線が遠い。コミュニケーションが雑になる感じがある。
置台があって売り子が立ってるとわりと気持ちが近づく。

それもあってあんまり買う気が盛り上がらへん。
気のせいか前来た時はもっと品物も多かったし、お客も多かったような気がする。
それにもう一つの懸念がある。もしかしたら個々に並んでる品は今では中国製が
多いんとちゃうやろかということだ。経済的にはかなりの影響を受けてると思う。
そういうことからすると、ベトナムでもあったように安い雑貨は殆中国製ということに
なりかねへんのとちゃうやろか?
現地の暮らしを感じるために買ってかえったお土産がメイド・イン・チャイナやったら
洒落にならへんやんか。こういうことも意欲を削がせる要因になっている。
ナイトマーケットの終点(起点)近く、メインストリートから横の路地に入ると
朝市をやってる場所がある。そこでは、よるは一大食い物屋台街に変貌している。
とても賑わっていて、わしの好きなカオスと喧騒の香りがする。
しかし、ちょい食いはともかく、ここでちょっと食事をという気持ちは残念ながら
しいへん。ほとんど全ての店がため水を使ってるような気がするんで、面白がる
より衛生的なリスクのほうが大きいんとちゃうやろかと気にしてしまうのだ。
まだ先が長いんでとりあえずは様子をみるだけにしよう。
着るもんはちょっとおもしろいもんがありそうでもある。
先は長い。
後のお楽しみ。

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ありがとうございました。