桃太郎ジーンズの倉敷、児島へーさあ帰ろう

野崎邸を出る頃にはそろそろ夕陽時分になっていた。今日は風が強い。
せっかくここまで戻ったからにはもういちど桃太郎ジーンズの店を見て行こう。
「やっぱり「すくも」を使って手染めをした藍染め品はええわ」
「色の深さがぜんぜんちゃうわ」
改めて感動した。
しかし、ばんばん買いまくるほどお金はない。
たまたま布地を売っていたのでそれを買って帰った。中国でよく買ってくる
布地とは全然違う。
財布は軽くなったが心は暖かくなって、駅に向かった。
またもやラッキーだ。5分後に電車がくる。時間はたっぷりあるので、こんなに
効率よく動く必要はないのだが、必要がないときに使ってしまうのが運という
やつだ。
もう岡山駅についてしまった。一旦バスターミナルに行って様子を見よう。
「寒い」
だめとわかりつつも、「時間変更できますか?」と聞いて見た。
「一旦払い戻して、買い直しですね」と言われた。やっぱりだ。それだと早割で
買った意味がない。

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どうせ帰りは遅くなるから、何か食べようと駅の周辺をうろつくが、晩ご飯タイム
には時間が早すぎるし、事前調査もしてなかったのでいいとこが見つからない。
「しかたない駅で食おう」うどん屋を見つけた。讃岐の向かい側やからおいしいかも
と思いつつ、アナゴ天うどんをたのんだ。
讃岐に比べるべくもないがうどんはまあまあだ。天麩羅はちょっと・・。

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それから、本をたっぷりよんで、それでバスが来た。
帰りも順調。帰りのコースは来た時とはまた違う。時間帯によって迂回路を使い
わけているのだろう。今度は予定より早く着いた。

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倉敷、児島バスの旅の話、おしまい。