熊野古道、小辺路歩き、リベンジ編−22、本宮大社へ。

山の上から本宮の町が見えてもうすぐやんかと期待してからすぐやった。

結構急な下り坂が延々と続いてかなわんなあっておもってたら急に道が開けて
コンクリートが見えた。

もうすでにこれが八木尾のバス停だったのだ。

着いてみて2つの重大な事がわかった。一つは友人が頑張ってペースを作ってくれた
おかげでこの時点で12:30頃だ。バス停の時間を見ると14:20となってる。
バスに乗るには2時間ほどの待ち時間があると言うことだ。
もう一つは、バス停に着いたのはええんやけど日陰が全く無いということだ。
コンクリート道路の焼け付くような熱気のなかで看板の庇程度しか無いということは
この照り返しのなかで2時間待っとかんとあかんということなのか?
幸い隣に民家があったんでバスが来るまで休ましてくれへんやろか?もし、お店
やったら何か冷たいもんを売ってくれへんやろか? お店でなくても何か売って
くれへんやろかと、幸い表戸が開いていたんで家の中にむかって声をかけてみる。
何の反応もない。結構大きな声をだしたけど何の反応もない。
留守なんやろか?
留守宅に居座るわけにもいかん。
昨日のバス停みたいに自動販売機があったらよかったんやけどそれも全く無い。
エライコッチャなあって思う。
前にしまなみ海道を自転車で走った時のことを思い出した。炎天下の中をちょっと
無理して走ってたら熱中症になりそうになった。
なんかしんどいなあって思ってるうちに、えらい急激にやばい状態になってしまった。
日陰にへたりこんでしばらく休んでるうちに事なきを得たけどあんなことになりそう
かもしれんと急に怖くなってきた。
これは、あかんわ、タクシーを探そう。もちろん流しのタクシーが走ってるわけはない。
バス停やらその付近にもタクシー会社の電話番号が貼ってるわけでもない。
困った。ネットで検索してかけた電話はもう使われてませんだ。わしがネットで
調べてる間に友人が番号案内にかける。田辺市のタクシー会社だ。この時点で
本宮町が田辺市ということがわかってない。
で、最初にかかったとこはちょっと遠すぎる、こんどは新宮市の営業所を教えられる。
それでなんとか手配完了。料金が嵩むんではと気になるけど歩いて4km強のとこや
からいくらなんでも莫大なもんにはならんやろとも思う。
ともかく助かった。陽も少し陰ってきてる。今のあいだに車がくれば大丈夫。
なんてことを考えてるうちに車が到着。そのまま本宮大社へ。

やれやれ、ちょっとしょぼい結末になったけどやむを得ん。一応山の上のルートは
3泊4日歩ききったんで達成感は十分にある。細かいことに拘る必要はない。

ここは何年か前に、那智大社から雲取越えで熊野古道を歩いた時にやっぱり最後に
訪れたとこやけどちょっと綺麗になったんとちゃうやろか?
まあ、そんなんどうでもええけど今回の完走を祝ってお礼のお祈りをしよう。

写真撮影禁止ってでてるけど、これは中に入ったら撮らないでということやと
門前のお店の人が教えてくれた。

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ありがとうございました。