観音堂では浴びるほど水を飲んだんでお腹がダボダボになって体が重い。たっぷり
休憩もとったんで元気いっぱいと思いきや、まだまだ上りが続くんはわかってるだけに
足取りが重い。
いつになったら果無峠に着くんやろ?
峠まで行ったらきれいな景色が見えるんやろか?
涼しい風が吹くんやろか?
楽しみに登ることにしよう。
これほど暑くさえなければ山道は登りでも気持ちが良いはずなのだ。
突然視界が開けた。地図によれば釈迦ヶ岳方面が一望って書いてあるけど、霞んで見えにくい。
それより下の方に見えるのが大社のある本宮町あたりではないんやろか?
あいかわらず観音様と共に歩く。
西国三十三所観音とは西国三十三箇所参りに因んでそこに祀られてる観音様に見立てて
山中に奉納したということなんやろか? 昔の表街道やから道中の安全無事を祈った
ということなんやろね。
第十七番目があるところが、やっと果無峠なのだ。
ここの観音様は11面観音さんなんかな? 今までよりちょっとカッコイイ。
ここまで約3時間強、休憩を除いたら、結構長いけど、まあほぼほぼコースタイム通り。
山の様子からみて山頂はまだまだ先やと思ってたんやけど峠というだけあって山頂を
通る必要はないのだ。
それにしても初日から今日まで道中すれ違う登山者が殆どいない。ほぼ1組くらいだけやった。
それも外国人、同じ方角には初日からずっと付かず離れずのフランス人1人、このコースは
有名なはずなんやけど今や人気がないんか、暑すぎて皆さん敬遠してるんか?
あんまり混むのもかなわんけど誰もおらへんと寂しい。
途中で熊が出るなんて怖い話も、時々心配であたりを見回したりするけど、登山者が沢山いたら
熊も逃げると思う。日本人も外国人も沢山来るようになったらええなあって思う。
そのためには何が改善されたらええんやろ?
宣伝? 宿泊? 交通?
SNSなどの口コミも大事なんやろねえ? 爺さんブログでは効き目がなさそうだ。
てなことで休憩はほどほどにして先を急ごう。
やれやれ、大きな登りはこれでおしまいやと思うとホッとするけど下りが長いはずだ。
てなことで下り始める。
16番のつぎは、
14番。
ちょっとずつ休憩しながら、足指もいたわりながら下る。全部の観音様を網羅する
元気も気持ちもない。
結構な急坂を下りながら二十丁石の前を通る。
ようわからんけど果無峠から20丁という意味なのだそうだ。
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ありがとうございました。