実家の解体やなんかで頻繁に実家に往復してた時、ぽっかりと2時間ほど空いて
しまったときがあった。何をするにも中途半端やんかと思いながら、そういや
海南市にも国宝があったというのを思い出した。前にテレビ番組でちらっと見
たことがある。それでネットで検索してみたら、車で20分ほど走ったところ、
下津町のあたりに「長保寺」と言うお寺があった。
ちなみに「ちょうほうじ」と読む。
「これ、これ」行ってみよう。
わかるかなって心配やったけど、国道を走って下津町に近づいたら大きな看板
があった。左にまがればじきにある。
えらい大きくて立派な寺やんか。
門の両側には仁王さんが、ぐわっと怒ってはる。力強い木彫だ。
欄間にも龍やらいろんな彫刻がしつらえられていて、なるほど入り口からして
国宝なんやなってわかるほどだ。
ここをくぐって本堂に向かう。
参道の両側は桜の木がびっしりだ。桜の季節に来たら綺麗なんやろなあ。
パンフレットには花の寺って書いてある。
ここまでお金を取るとこがなかったんで、さすが無料で公開中かって思たら甘
かった。本堂に入る手前でしっかりと1人300円。
もちろんこの本堂も国宝だ。
こっちの鐘付き堂なんかはどうなんやろ。
それより赤い前垂れのお地蔵さんの方が面白い。
ところそもそもこういうところになんで国宝の寺なんかがあるんやろと思った
ら、いろいろありがたい由来があったのだ。
長保というのは長保二年と言う年(1000年)に一条天皇の勅願により創ら
れたとある、ありがたーいお寺なのだ。その後は紀州藩主の菩提寺になったん
で代々の藩主の墓が裏山にある。有名な吉宗の墓なんかは将軍になってしもた
から江戸にあるけど他の人の墓は皆あるのだそうだ。
墓見てまわるのも辛気臭いんで今日はこれくらいにしておこう。
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ありがとうございました。