この村の郊外はのんびりした風景がいくらでも見られる。
その前に、お昼を食べたらくつろいでお茶をいただこう。最初この家に来た時に長椅子に
ごろんと寝てはったお婆ちゃんがお茶を淹れてくれた。
伝統のある古い家らしく、テーブルも茶器もとても優雅だ。
身振り手振りで色々話してくれそうにしてるけど、これで言葉が通じたらもっと色々
楽しい昔話を聞くことができそうでもったいない。
ここの村はちょっと面白そうやからゆっくりしてる。なんだかんだの話のついでに
蜂蜜を売ってることがわかった。1瓶頂くことにする。
こういうところで買う蜂蜜はとても安くて美味しいのだ。と言いながら幾らやったか
忘れてしまった。1000円くらいかな？ 龍眼の蜂蜜らしい。前に中国の雲南省に
旅行に行った時に山の上の農家で買ったのはアカシアの蜂蜜だった。あっさりして
良い香りでとてもおいしかった。これはどうやろう？
家に帰って食べてみたら、結構濃厚でそれでもさらりとしてとても美味しかった。
こういうのも旅の楽しみの1つだ。
ついでにここでお酒も買った。農家の自家製のやつだ。これはちょっと甘さが強くて
すばらしいというわけにはいかんかった。
そのあと村をうろついてるとこんな瓶が置いてあった。
えげつなっ！
いわゆる強壮酒というやつだ。爬虫類全般がありそう。
全部ここで捕れたやつやと言う。コブラがあるやんか。なんちゅうこっちゃ。
効く効かんより、ここで捕れるんかいっていうことが恐ろしい。何にしても見るだけで
おぞましいもんばっかり、勿論買うきもせえへんし、飲む気もせえへん。
てなことで村を後にする。
長閑な村外れを外れて街道を行く。野あり山ありええ感じだ。
道端で、モノを売る光景もアジアではよく見かける。
しばらくすると大きな峠に差し掛かったようだ。車はどんどん登っていく。登りつめた
あたりが片側が開けてとてもいい景色が広がっている。
運転手さんに頼んで車を停めてもらう。
眼下にいい感じの山と村里が見える。
遠くの景色も絵になる感じだ。
場所は大体このへんではないかと思う。自信はないけど。
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ありがとうございました。
