中国、浙江省、古村の旅ー54、上海空港から日本に帰る。

さて、小雨の中ではあるけど何の問題もなくバスは上海浦東空港に着いた。2時間半
ほどの旅だった。新幹線を使ったら虹橋駅までは1時間かかれへんくらいやけど、
そこから空港までの乗り継ぎが結構面倒くさい。リニアモーターカーを使っても
時間とお金がかかる。やっぱりこれが正解やった気がする。
バスを降りたら目の前にエスカレータがあって、登ったら2階通路。

右に行ったら第一ターミナル、左に行ったら第二ターミナルだ。わしは今回、同行の
皆さんと違ってJALに乗ってきた。ちょうどKALのマイレージが期限切れになりそう
やったんで慌てて消化したのだ。
そやからわしは右にいく。
出発時間はほぼ同じ。お互いに無事に帰りましょう。
てなことど、JALやとラウンジが使えるんでありがたい。
みなさんと分かれると寂しいけどWiFiやら新聞やらがあるんで暇つぶしができる。
食いもんも沢山ある。
暇ついでに何か食っておこう。担々麺がある。

全然辛くない。

いくら日本人向けにしてるとはいえあんまりではないか。
来るときもおくれたけど帰りも遅れてる。

この空港は慢性的なんかもしれん。巨大な空港やけど便数も巨大なんやろと思う。
まあ、ともかくこの旅も無事に終わった。
前回、中国へ行った時は何処へ行っても余りにも観光化されてしまって白けるばかり、
こんなんやったらよほどの事がないかぎり中国旅行に来ることもないかな?なんて
がっかりしてたけど、まだ観光化されてない古村が沢山あるよって教えてもらったんで
気を取り直して、もいっかいだけ試してみるかと思いつつ来てみたら、えらい良かった。
どの村に行っても観光地に押し寄せる都会資本がまだ来てなくて、観光施設の整備が
殆どできてないのが帰って味わい深いし、お土産屋さんや食堂、宿屋など全くといって
いいほど準備されてないのが素晴らしいと思ったし、それぞれの村には全く普通の
生活があって、行く先々の路地裏から、おっちゃんおばちゃん、爺さん婆さんが
ひょっこり顔をだすし、立ったままご飯を食べたり、お茶をのんだり、家の前に
集まってだべったり、日向ぼっこしたりと、どれもが絵心をそそる感動的な風景に
出会えたのだった。
とても良い経験をさせていただいた。観光化されてなくて観光収入がないというのは
地元の人にとって嬉しいことではないかもしれんけど、そちらにカジをきったら、
あっというまに都会から来る資本家にええとこをねこそぎもっていかれるという
心配も考慮してこれからの発展を考えていただきたいなって願う次第だ。
とても良い旅だった。

今回の浙江省、古村の旅はこれでお終い。

次はベトナムの旅をのせていく予定です。
お楽しみに。

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ありがとうございました。